商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/04/14 |
JAN | 9784047371767 |
- コミック
- KADOKAWA
峠鬼(6)
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峠鬼(6)
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円城塔がひと言、「鬼才。」と評した鶴淵けんじの作品第6巻である。 吾は、新刊発売初日の朝、店頭に駆け込んでしまうくらい本作に惚れ込んでいる。 古代神話やゲーム性に富んだ物語に精通した知性と、物語を古代の時代的枠組みから溢れさせる想像力と、読む者の目を奪い神域へ連れ去らずにはおかな...
円城塔がひと言、「鬼才。」と評した鶴淵けんじの作品第6巻である。 吾は、新刊発売初日の朝、店頭に駆け込んでしまうくらい本作に惚れ込んでいる。 古代神話やゲーム性に富んだ物語に精通した知性と、物語を古代の時代的枠組みから溢れさせる想像力と、読む者の目を奪い神域へ連れ去らずにはおかない画力と、登場するキャラクターたちを活き活きと独自ならしめるユーモアの息吹とがそれぞれ極まり、噛み合っているさまには、唖然とさせられ「鬼才だ」とひと言讃えるだけが精一杯だ。 「かつて、こういう神がいたと信じられていた」 云々と、現代と古代とを切り分けて捉える古代神話教育マンガとは一線を画する。 いまをも、未来をも、時間概念の失効した果てまでをも、大胆に射程に収めている。 本書に接する者は知らず知らず、世界の見方に新たなレイヤーを付け加えられる。 それにしても、ときどき登場人物たちが「こっち」に干渉してくるのはなぜだろう? 「こっち」の存在に気づく素振りをみせるだけでなく滔々と説明してくれたり。 物語の大河が今後どのように蛇行し渦を巻きながら走っていくのか注視しよう。
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