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目的への抵抗 シリーズ哲学講話 新潮新書
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目的への抵抗 シリーズ哲学講話 新潮新書

國分功一郎(著者)

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目的への抵抗 シリーズ哲学講話 新潮新書

858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/04/17
JAN 9784106109911

目的への抵抗

¥858

商品レビュー

4.2

101件のお客様レビュー

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2026/08/23

自分は何かと天邪鬼な選択をとることが多い。 なぜそのようなことをするのかを理解するヒントが本書にはあった。 カントは直接的な善と間接的な善を分けて考えていて、前者を手段から解放されている高次のものとして捉えていた。他人からこれをやった方がいいよと勧められた時点で、それは他人の...

自分は何かと天邪鬼な選択をとることが多い。 なぜそのようなことをするのかを理解するヒントが本書にはあった。 カントは直接的な善と間接的な善を分けて考えていて、前者を手段から解放されている高次のものとして捉えていた。他人からこれをやった方がいいよと勧められた時点で、それは他人の合目的性のもとで行われる善、つまり間接的な善へと回収されてしまう。そこに、目的に縛られる不自由さを感じ、ついつい逆張りの選択をしてしまうことが多かった。

Posted by ブクログ

2026/08/08

●感想、印象に残った点 「暇と退屈の倫理学」の方が読み応えがあった。こちらは講演ということで、読みやすくなっていて、質疑応答部分があり、よかった。 ・すべてが目的や効率に回収されると、人間は自由でいられない。 ・権利は、今ある状態だけを見ると「与えられていて当然」に見えるけれど...

●感想、印象に残った点 「暇と退屈の倫理学」の方が読み応えがあった。こちらは講演ということで、読みやすくなっていて、質疑応答部分があり、よかった。 ・すべてが目的や効率に回収されると、人間は自由でいられない。 ・権利は、今ある状態だけを見ると「与えられていて当然」に見えるけれど、実際には先人が権力と衝突し、ときには命まで失いながら勝ち取ったもの。一度手放すと単にゼロへ戻るのではなく、「その権利は、なくてもよいものだった」となる可能性があることが危険 ・死者の権利について、どこまで生者が語っていいのか ・目的への手段は100%正当化される、されてしまう ・無目的の魅力 ●本概要 「ただ生きている」。本当にそれだけでいいのだろうか――。 自由は目的に抵抗する。そこにこそ人間の自由がある。にもかかわらず我々は「目的」に縛られ、大切なものを見失いつつあるのではないか――。コロナ危機以降の世界に対して覚えた違和感、その正体に哲学者が迫る。ソクラテスやアガンベン、アーレントらの議論をふまえ、消費と贅沢、自由と目的、行政権力と民主主義の相克などを考察、現代社会における哲学の役割を問う。名著『暇と退屈の倫理学』をより深化させた革新的論考。 【目次より】 はじめに――目的に抗する〈自由〉 第一部 哲学の役割――コロナ危機と民主主義 コロナ危機と大学、高校/自己紹介/近くにある日常の課題と遠くにある関心事/自分で問いを立てる/ある哲学者の警鐘/アガンベンの問題提起/「例外状態」と「伝染病の発明」/アガンベンという哲学者の保守性/第二の論考/三つの論点(1)――生存のみに価値を置く社会/三つの論点(2)――死者の権利/保守主義/考えることの危険と哲学すること/社会の虻として――哲学者の役割/三つの論点(3)――移動の自由の制限/支配の条件/ルソーの自然状態論/支配の複雑性/移動の自由と刑罰/日本国憲法における移動の自由/政治家と哲学者――メルケルとアガンベン/アンティゴネ、そして見舞うという慈悲/殉教者と教会の役割/行政権力とは何か/行政権が立法権を超える時/二〇世紀最悪の「例外状態」/ヴァイマル期/改めて三権分立について 【質疑応答】 移動の制限はある程度仕方がないのでは?/日本ではどのような制限を行政権に加えるべきか?/なぜ人々は自由に価値を置くことをやめたのか?/出発の自由と到着の自由があるのでは?/高校生が将来のためにやっておくべきこととは?/日本で健全な政治を行うために必要なこととは?/警告が届かないのはマスメディアのせい?/生存以外の価値を人々は求めているのか?/死者の権利とは?/テロリズムの脅威は?/マスクを着けたくない人々についてどう思いますか?/哲学者はどこまでその役割を求められるのか?/どうすれば話し相手を増やしていくことができるか?/主張を訴えたとして、社会は変わるものなのか?/「死者の権利」を生者が語るのは傲慢なことではないか?/現代は死生観が昔よりポジティヴになったのか?/今日高校生とのやり取りで感じたことは? 第二部 不要不急と民主主義――目的、手段、遊び 前口上/日本では炎上しなかったアガンベンの発言/「不要不急」/必要と目的/贅沢とは何か/消費と浪費/消費と資本主義/浪費家ではなくて消費者にさせられる/イギリスの食はなぜまずくなったのか?/目的からはみ出る経験/目的にすべてを還元しようとする社会/目的の概念/目的と手段/チェスのためにチェスをする/すべてが目的のための手段になる/ベンヤミンの暴力論/「目的なき手段」「純粋な手段」/カップ一揆とルール蜂起/ベンヤミンの思考のスタイル/キム少年――再びアーレントについて/無目的の魅力/官僚制と官僚支配/自由な行為とは何か/動機づけや目的を超越すること/遊びについて/パフォーマンス芸術/政治と行政管理/遊びとしての政治とプラトン/社会運動が楽しくてはダメなのか/まとめ 【質疑応答】 コロナ危機と自由の関係について/責任について おわりに

Posted by ブクログ

2026/06/12

元々が講和なので、オーディブルの視聴に向いていた。 手段というものが目的のために 絶対化されることは自由を損なうことなのだという らしい観念。あらゆる意味での遊びが人生を豊かにするという新しい観念。物事のためだけの物事こそが贅沢というこれはなんとなくわかっていたのだが 明文化され...

元々が講和なので、オーディブルの視聴に向いていた。 手段というものが目的のために 絶対化されることは自由を損なうことなのだという らしい観念。あらゆる意味での遊びが人生を豊かにするという新しい観念。物事のためだけの物事こそが贅沢というこれはなんとなくわかっていたのだが 明文化された。消費をすることが生存のみを目的とした生き方。浪費をすることが リバティとしての生き方。全体的にロックンロールを感じる。

Posted by ブクログ

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