商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 世界思想社 |
発売年月日 | 2023/03/13 |
JAN | 9784790717812 |
- 書籍
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旅するモヤモヤ相談室
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商品レビュー
4.2
16件のお客様レビュー
一番心に残っているのは、ブータンのお医者様坂本龍太先生のお話。 患者さんに「酒を飲みたいから金をくれ」といわれ、びっくりして断った。その方の家は、ものすごく高い山の上にあって電気もテレビもない質素な生活で生きている人が時々街に降りてきている。断ったら、ニコって微笑んで帰って行った...
一番心に残っているのは、ブータンのお医者様坂本龍太先生のお話。 患者さんに「酒を飲みたいから金をくれ」といわれ、びっくりして断った。その方の家は、ものすごく高い山の上にあって電気もテレビもない質素な生活で生きている人が時々街に降りてきている。断ったら、ニコって微笑んで帰って行った。。 その笑顔を見たときに「もうこっちの理解を超えている。本当に達人だ」と思って、それで追いかけて行って「これでお酒飲んで!」とお金を渡して友達になったそう。 欲深い云々とかの範疇じゃなく、なんだか日本人の暮らしからしたら聖者の暮らしのような。 要求が医者にすることじゃないだろうと思うけど、それもあるいみこちらの常識だし(笑)断られても微笑む達観力というか広いおだやかさというか。 キャリアがなくても、経済的に貧しくても、大切な人と毎日笑って過ごせれば、濃厚な人生になる。自分の心の声を聞いて、本当にやりたいことや過ごしたい時間の優先順位を考える。 「外付けハードディスク」的仲間に頼る生き方 被災地支援やボランティアと言うのは、意外と価値観の押し付けも含まれているような側面があるなと、読んでいて思った。支援する側や国自治体側が思う方向を時に一方的に押し付けて恩を売る形で時に満足してしまって、被災地側の要望と大きな差があるとは、実際震災の時によく聞く話だった。 先生たちの経験する地域は様々だが、憑依だの、呪術、など見えない世界が話に出ることが多いんだなと思った。文化人類学にはこのような分野と切っても切り離せないのやもしれない。 もしくは自然とより近く生活していると感覚が研ぎ澄まされて、実体験するようになるのかもしれない。 読んでみたいと思った本 『自然と山と』 『遊覧日記』『カタコトのうわごと』『オリエンタリズム『あいたくてききたくて旅に出る』』『オセアニアで学ぶ人類学』 『ブルシット・ジョブ』『京大はんと甘いもん』
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人に話を聞きに行くことの意義を感じさせる本。編者は京大の医学生。彼女自身が、世界を股にかけて活躍する12名の研究者のもとを訪ね、インタビューした記録だ。それが、現代日本人の心に効く「処方箋」としてまとめられている。 私としては、学生相手に真摯に受け答えする研究者たちの文化に好感が...
人に話を聞きに行くことの意義を感じさせる本。編者は京大の医学生。彼女自身が、世界を股にかけて活躍する12名の研究者のもとを訪ね、インタビューした記録だ。それが、現代日本人の心に効く「処方箋」としてまとめられている。 私としては、学生相手に真摯に受け答えする研究者たちの文化に好感が持てた。また、これだけ著名な方々が、どんな背景をもち、今何を見据えているのかを、編者が示してくれた分かりやすい尺度で知ることができたことも、よかった。
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様々な分野の学者さんたちがフィールドワークを通じて日本人にプラスになりそうなことをインタビュー形式で紹介する本。色んな価値観や感性があるから世界は成り立っていると思う。考え方が合わずモヤモヤしている人や、進路を考えている人に
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