商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/03/27 |
JAN | 9784049149470 |
- コミック
- KADOKAWA
私を喰べたい、ひとでなし(6)
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私を喰べたい、ひとでなし(6)
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本シリーズの表表紙って比名子は頻繁に登場し、汐莉は次いで回数が多かった。そして時には裏表紙に異形の存在が隠れていてと、ある種の特徴めいた表紙の作り方をしていた けど、今巻は表表紙に異形の存在が… 通常ならこれを「侵食されている」と捉えるべきなのだろうけど、内容を読む事でその認識...
本シリーズの表表紙って比名子は頻繁に登場し、汐莉は次いで回数が多かった。そして時には裏表紙に異形の存在が隠れていてと、ある種の特徴めいた表紙の作り方をしていた けど、今巻は表表紙に異形の存在が… 通常ならこれを「侵食されている」と捉えるべきなのだろうけど、内容を読む事でその認識は一変したかな。それどころか、異形を裏表紙に追い遣っておきながら汐莉が表表紙に登場できていた意味が様変わりして感じられるかのような内容だったよ 現在の比名子と汐莉とはまた違った形で共に暮らしていたという汐莉と子供 同居というより放置に近い暮らし。一緒に居た頃はそれで安定していたのは汐莉が干渉していなかったからかな?だとすれば汐莉が余計なお世話をしてしまえば価値観の違いから不和が生じるのは当たり前の話で 復讐された点に思う部分は無いようだけれど、自分を捨て置いても何の問題もなく、また汐莉を受け容れようとする存在もない世界というのはどれだけ彼女の心に孤独を与えたのだろうね… だからこそ、何かよく判らんが積極的に関わろうとしてきた幼い比名子の存在に救いを見てしまったのだろうけど 幼い比名子は無垢にも程がある存在だね あまりにも穢れが無さ過ぎて世の汚さを教え込むのが間違いだと思えてしまうほど その無垢な純心は異形をも差別しないから誰にも受け容れられなかった汐莉ですら受け容れてしまう 汐莉はこの時に正解と間違いを同時に犯しているね 正しかったのは比名子を食べなかった点、誤ったのは彼女に自分を混ぜてしまった点 無垢に傷が付いた比名子が輝きを失ってしまうのは当然の成り行きだったのかも知れない どうしようもなく間違った汐莉の過ちは続いているから現在の比名子と汐莉を苛んでしまう これに対し、人との関わりに長じた美胡が改善策を授けるのは良い流れ。別に汐莉の為に言っているわけではなく比名子の為。今の汐莉も比名子の為に行動を変えたがっているからその点は一致を見るわけだ でも汐莉以上に比名子に付いた傷が深刻過ぎるから、汐莉と美胡が話し合ってもどうしようもない 美胡を前にあんな言葉を漏らした比名子に対して誰が慰めて遣れるというのだろうね…… もう比名子に生きる活力なんて全くない。少しでも死の匂いがあれば惹かれてしまう 人を喰らう異形でしか無い汐莉に今の比名子に届く言葉が放てるのだろうか……? そういや、明言はされてないけど、人魚の肉を喰った子供はあの自爆で完全に死んだという認識で良いのだろうか…? 生きているなら間違いなく再び汐莉を狙ってくるだろうし、その果てに比名子まで危険に晒されてしまいそうな予感が……
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