商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 明石書店 |
| 発売年月日 | 2023/02/09 |
| JAN | 9784750355337 |
- 書籍
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信仰から解放されない子どもたち
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信仰から解放されない子どもたち
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商品レビュー
4
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菊池真理子さんの絵による装丁が、本書の内容の重みを柔らかく包んでくれているような気がします。このタイトルでカタイ装丁だともう手に取りにくいですよね、きっと。 何冊かこの手の本を読んではいるのですが、ものみの塔の信者をエホバの証人と呼ぶのだとちゃんと知りませんでした。(p18)別の団体ではないんですね。生長の家と言うのも同じかと思ってましたが全然違うんですね。 序章は、エホバの証人の2世である本著の編著者の話なのですが最後のほうに、同じ宗教の信者であってもであってもその経験の実態というのは信者(の家庭)によって様々で「精神の破壊度(著者の言葉 )」は全く異なるというような記述があり、2世や3世同士で共感し合うのも一筋縄では行かないものなのかもしれないと感じました。 自分も親の入っていた宗教からなかなか抜け出せない2世でしたが、本書を始めとする宗教二世の方の体験談など読んだり聞いたりしたことで多分そんなに大変な目に遭っていた方ではないと分かりました。 とは言え、抜けるまでの当時はとても大変でした。 自分が信仰していない宗教を抜けられない(何なら親も他の一人も入ったけれども途中から幽霊信者?みたいな何の活動もしない人になってたのに)理不尽さを嫌と言うほど味わい人にも相談できず、どうしたらいいのかも分からず、途方に暮れかけていたことを思い出しました。 本書にもカルト2世、宗教2世という呼び名について対談されている箇所がありますが、ある宗教がカルトかそうでないかという判断は実は結構難しいのではないかと思いました。 私に言わせたら何処とは言いませんがキリスト教関連のある宗派(かなりの信者がいるとは思われる…)などはカルトと言ってもいいのでは、と思っている宗派がありますが(さらに言えばどんな宗教にもカルト的要素は大なり小なりあると自分には思える)、明確な決まりや決め手があるわけではないと思うので、本当に人によりけりな判断になるのではないでしょうか。 第4章p121、宗教2世のための(救済の)ガイドラインが必要なのではないかという意見の中で、どこでやるか、どの公共機関でやるかという話でまずは保健所だろうとありました。 まぁそうであったらいいだろうな、とは読んでいて自分も思ったのですが、しかし保健所が自発的にこれを行うとは考えにくいと思いました。 30年以上昔は相談を持っていったら、とにかくどうにかしよう、そこでどうにかできなくても繋げるところを探そう、解決に近そうなところへ回そうという民間に寄り添う柔軟性や気概がありましたが、いまはもうお役所仕事的であらかじめ決めてあるような相談案件以外は受けてくれません。 話を聞いてくれればまだいいほうで、概要を聞いて「うちでは対処できません」と門前払いされたことがありました。なので自分は保健所という組織に失望しています。ここ数年の話です。かといってお役所が宗教2世のための救済の、などというピンポイントな組織なり会議なりを自主的に立ち上げるというのも現実的ではないように感じます。 安倍首相襲撃事件後から国も変わってはきていますが、まだ「救済」と言えるほどの動きとしては全く足りていないでしょう。 宗教はアディクションなのか、ということについても考えさせられます(p155) 宗教リテラシー教育(p189)というものも確かに必要だろうと思うものの、それを誰がどのようにどの程度のことを行うのか、慎重にしなくては「リテラシー教育という名の刷り込み(あるいは偏りあるいは布教)」になる危険性はないのかということを自分は懸念します。 終章で、相談窓口LINEに参加している登録者に宗教文言が送られてきて誤送信だと謝られたけれど、そのような窓口は結局別の宗教の信者を「回収する(改宗する?)」ためのものなのかと暗澹たる気分になったと編著者の体験が語られています。 本当の「救済」が実行されることの難しさを感じるエピソードでした。 著者の方が発達障害の方だということもありその話も随所に出てきますが、発達障害と宗教の関連なども気になります。 おりしも安倍首相襲撃事件の裁判がやっと始まったタイミングでの読了。 自分は運良く宗教から解放されたけれど、この問題は関心を持って今後も注視していきたいですね。
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色々と考えさせられる本でした。 「カルト」は宗教以外でもあり得ることという見方に目から鱗でした。どこかで「カルト=宗教」という繋がりでしか見ていない自分がいて反省。 またどの宗教でも「宗教2世としての被害」は起こり得ることとして、対岸の火事にならないように自覚し、認識していかなけ...
色々と考えさせられる本でした。 「カルト」は宗教以外でもあり得ることという見方に目から鱗でした。どこかで「カルト=宗教」という繋がりでしか見ていない自分がいて反省。 またどの宗教でも「宗教2世としての被害」は起こり得ることとして、対岸の火事にならないように自覚し、認識していかなければいけないと改めて思う。「自分たちは違う」「自分たちは大丈夫」という考えから、被害を訴える声を邪険に扱ったり、無碍に扱ったりしてしまわないよう、心がけて欲しいし、心得ていきたい。
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宗教2世勉強中なので。宗教2世の人のインタビューと編著者と識者の対談の形。やっぱ経験者の話が興味深いけど、識者の話も面白かった。天理教が入ってて、おーと思う。わが友も苦悩したんだろうか。今はどうなのか、信仰してるのか、聞きたいけど、聞けないもんなー。恐るべし宗教問題。やや日刊カルト新聞も初めて知ったわ。上教大に宗教社会学の先生がいたのも知らなんだ。
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