本所おけら長屋(二十) PHP文芸文庫

畠山健二(著者)

• 販売会社／発売会社: PHP研究所
• 発売年月日: 2023/03/02
• JAN: 9784569902913

商品レビュー

2024/06/25

ついに完結か…なのである。実は入手段階で、出版社を変えて第二部が始まったのを知っていたので心配していないのであるが。

それはともかく、一つの大きな区切りとしてとてもよくできた1冊。収録話数を3話と少な目にして、一つずつの噺を若干長めに設定、その中でお満の長崎留学話と万造の母の話を盛り上げていき…って構成が上手い。

このシリーズは伏線は張っても基本的に一話完結で難しいこと考えずに読めるのだが、この1冊はそれまでの19冊のちょっとした伏線を回収しつつ、盛り上げるとこは盛り上げ笑わせるとこは笑わせるというメリハリをしっかり効かせている。

万造とお悠さんのシーン、お満を連れてさくら屋に行くシーンなどは、シリーズ屈指の感動処。万造の本名が明かされるあたりは屈指の笑わせ処。

この後、外伝経由で第二部とまた思いっきり楽しませてくれそうである

2024/05/09

いいことと、悲しいことと。万ちゃんの人生が大きく変わる。続き！続きを読ませろー！早く「シン・おけら」を出せー

2024/04/07

1〜20読み終わりました✌️
とにかくはちゃめちゃ長屋の住人達に、それはないよ！そんな人達いるか〜なんてツッコミ入れながら…でも毎回ほろり（涙）とさせられて、完結ですが、万松はじめ長屋の皆んなのその後の様子ぜひ期待してます。