水車小屋のネネ

津村記久子(著者)

• 販売会社／発売会社: 毎日新聞出版
• 発売年月日: 2023/03/02
• JAN: 9784620108629

商品レビュー

2024/11/28

ネネと姉妹、支える人達と一緒に過ごせたような読書。人と関わって支えたり支えられたりして、繋がり続けることの尊さを教えてもらった。

2024/11/28

心が温まる、40年に渡る物語。みんな見守りあって生きてる素敵なお話です。舞台は長野でしょうか、そばが食べたくなりました。

2024/11/27

18歳の理佐と10歳年下の律が、わけあって独立（自立）する事態になった。勤務先の蕎麦屋では、ヨウムのネネがおり、水車で挽かれる蕎麦を監視している。理佐と律は周りの人たちに助けられながら生きていく姿を描く。1981年から2021までの40年間を10年刻みで描くことで、その期間に出会う人々の多さに気づき、人はやはり助け合いを前提にした生き物なのだなあと再認識する。いい人に出会うのは運もあるかもしれないが、本書ではほとんどいい人だ。たくましく生きる人々とその優しさにぐっとくる物語でした。
ヨウムの寿命は50年くらいとのことで、ネネもずっと人々に寄り添っています。