商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/02/22 |
JAN | 9784065305553 |
- 書籍
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お菓子の船
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お菓子の船
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
おじぃちゃんのどらやきを目指して和菓子職人として一途に菓子と向き合う姿に感銘を受けた。 女性の和菓子職人がめずらしい頃に頭角を表して…という成長物かと読み進めていくと第二次世界大戦の海軍の話へ。 間宮が攻撃されて惨状が描かれているところは、お菓子の船というタイトルとかけ離れてない...
おじぃちゃんのどらやきを目指して和菓子職人として一途に菓子と向き合う姿に感銘を受けた。 女性の和菓子職人がめずらしい頃に頭角を表して…という成長物かと読み進めていくと第二次世界大戦の海軍の話へ。 間宮が攻撃されて惨状が描かれているところは、お菓子の船というタイトルとかけ離れてない?と思ったけど、実際にあったことなんだと真剣に読んだ。 こんなお菓子の船はもう作ってはいけない!と深く心に刻んだ。
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製菓学校を卒業した樋口和子(わこ)は、浅草にある奥山堂の門を叩く。 祖父が亡くなる前に作ってくれた特別などら焼きを再現すべく、和菓子職人への第一歩を踏み出すために。 だが、待っていたのは男ばかりの職人世界の逆風、なかなか工房に立たせてもらえない年功序列の社会。 荒波の中でもひたむきに努力を続ける和子は、やがて一人前の職人になっていく。 一方、調べていくうちに、祖父が太平洋戦争に出征していたころ、ある船に乗っていたことを知る。 「お菓子の船」と呼ばれていたその船にこそ、どら焼きの秘密があるかもしれない。 当時の乗員に会って話を聞いていくうちに、和子は祖父の知らなかった一面を見つけていく。 ふんわりと溶ける皮、口の中でほどける餡子と、ひとつまみの“秘密”。 誰にでも、一生ものの忘れられない味がある。 (アマゾンより引用)
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タイトルと表紙で「読んでみよう」と手に取りました。 初めて読む作家さんだったので、面白いかとっても不安でしたが、読み始めるとどんどん次が気になって読み進めてしまいました。 「祖父のどら焼きを作りたい」という一心から精一杯修行し、祖父の経歴を辿ったりと場面や時間、時代が移り変わって...
タイトルと表紙で「読んでみよう」と手に取りました。 初めて読む作家さんだったので、面白いかとっても不安でしたが、読み始めるとどんどん次が気になって読み進めてしまいました。 「祖父のどら焼きを作りたい」という一心から精一杯修行し、祖父の経歴を辿ったりと場面や時間、時代が移り変わっています。 本当に実在した給糧艦「間宮」そして間宮羊羹を題材とした物語と知って、とても驚きました。 戦時中にこんな船が実在したなんて、兵隊さんたちはとても心待ちにしていたことが伝わってきました。 そして主人公ワコの祖父川本を指導してくれたトメさん、何と会津出身とのこと。どうりで聞き慣れた言葉だなぁっと思いながら読んでおりました。これを読む私は会津在住なもので。 ワコのこれまでの強い思いが、周りの人々を動かしたのだと感じる物語でした。 私も間宮羊羹、そしてワコが完成させた祖父のどら焼きを食べてみたいです。 甘い物が大好きな私は、只今和菓子屋で働いております。それもあって、この本はとっても興味深い一冊となりました。 ワコの熱心な思い、心の片隅に置きながら毎日和菓子屋でのお仕事頑張ろうと思います。
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