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愛 新装版
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愛 新装版

ウラジーミル・ソローキン(著者), 亀山郁夫(訳者)

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愛 新装版

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2023/02/18
JAN 9784336074607

愛 新装版

¥2,860

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2024/03/15

なんか途中から小説読んでる感じではなくなりますね。視覚的に訴えてくる話あるの何なん…。慣れるとだんだん笑えてくるけど。 『愛』が衝撃的なのはもちろん、個人的には『真夜中の客』『シーズンの始まり』『弔辞』『別れ』とかが好き。 あとソローキンが「画家」であると知ってめちゃくちゃ腑に落...

なんか途中から小説読んでる感じではなくなりますね。視覚的に訴えてくる話あるの何なん…。慣れるとだんだん笑えてくるけど。 『愛』が衝撃的なのはもちろん、個人的には『真夜中の客』『シーズンの始まり』『弔辞』『別れ』とかが好き。 あとソローキンが「画家」であると知ってめちゃくちゃ腑に落ちた。『愛』とか『ロマン』はめちゃくちゃ現代芸術なんだよな。前衛的って意味だけじゃなく

Posted by ブクログ

2023/09/18

 原著1992年刊。 「モンスター」と呼ばれたりしているらしいロシアの現代作家の短編小説集。  奇想なんでものでなく、かなりはちゃめちゃで、面白い。突然エロ小説(ホモセクシャルが多いようだ)みたくなったり、スプラッターホラーな場面がいきなり出てきたり、スカトロな方向に脱線していっ...

 原著1992年刊。 「モンスター」と呼ばれたりしているらしいロシアの現代作家の短編小説集。  奇想なんでものでなく、かなりはちゃめちゃで、面白い。突然エロ小説(ホモセクシャルが多いようだ)みたくなったり、スプラッターホラーな場面がいきなり出てきたり、スカトロな方向に脱線していったり、いつも不条理なままで謎が残されたり、しかもしれらがごく平然と語られているのである。確かに「現代的な感性」による限界を極めようと切り込む優れた芸術だと思う。  解説によると作者ソローキンはクエンティン・タランティーノの「パルプ・フィクション」が好きだとか。なるほど、タランティーノ的感性との共通性を感じる。更に言うと、ロバート・ロドリゲス映画のうな怪しさも感じる。  もっとも、幾つかの作品で途中から自動筆記のようになって物語主体が解体されてしまうのは、前衛手法としては新奇でもないし、そこはあまり面白くないようにも感じた。  この作家の長編小説も読んでみよう。  

Posted by ブクログ

2023/07/02

最狂の短編小説でした。ソローキンさんの小説は私にとっては初めてです。相当な刺激に満ちた作品だらけですので、体調の良い日を選んで対峙したほうが良いかと思います。 死体愛好、ホモセクシャル、スカトロジーなどが大抵の作品に散りばめられています。多くの日が眉をひそめる蛮行が描かれますが、...

最狂の短編小説でした。ソローキンさんの小説は私にとっては初めてです。相当な刺激に満ちた作品だらけですので、体調の良い日を選んで対峙したほうが良いかと思います。 死体愛好、ホモセクシャル、スカトロジーなどが大抵の作品に散りばめられています。多くの日が眉をひそめる蛮行が描かれますが、その蛮行を行う人物の方が堂々としているというか、自信に満ち溢れているように感じました。 ロシアの人名が覚えにくいので、自然とゆっくりと読むことになりますし、一見普通の小説のような始まりでも突然奇行に走る主人公が登場すると、先の予測がつかないので、ゆっくりとした読書速度になります。なので、読了までに時間がかかりました。 これまで、様々な読書体験をしてきたベテランにお勧めする本です。 初心者は読まない方がいいです。読書が嫌いになりそうな気がします。

Posted by ブクログ

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