再生のウズメ(1) フィールC

天堂きりん(著者)

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2023/03/08
• JAN: 9784396768799

商品レビュー

2025/01/08

子役から劇団に入ったけど芽が出ず、秀でた容姿や演技力もないのにプライドだけ高くて、褒められるとすぐ好きになっちゃうクセで劇団の代表の男にだまされて、12年引きこもって40歳になったウズメの物語。

便利屋の仕事を手伝うことになって、いろんな悩みや問題を抱えている人たちと出会うようになり、励まされたり励ましたりして少しずつ外に開けていく。
ウズメみたいなタイプの人はとりあえず就職したほうがよかったのではとか、引きこもり生活が長いわりに対人に慣れるの早いなとかとか思うところもあるけど、だめだめな部分が自分に重なったりもして応援したくなる。

ウズメの母親目線の第6話もすてき。お調子者で自信家の娘を甘やかすわけじゃないけど優しく見守ってきて、傷ついたときには受け入れて、最終的にはケツをたたいてくれた。お母さんもお父さんも愛情深いからウズメはいい子なんだろうな。

2024/03/23

主人公に今のところどうしても感情移入できない。
親御さんは大変だなと思う。
よほどのことがあったのかと思ったが
今のところ恋愛沙汰のようで、それでそんなに長い事
引きこもってしまうのもなんだか悲しいなと思う。

便利屋の興梠さんは無理に部屋を片付けないし
仕事に誘ってもくれて良い人だと思うが
急になんでそこまでしてくれるのだろうと考えてしまった。

2023/04/27

働けてよかった。
目指していたのは女優だけど、今は何でも屋の代行業務。謝罪代行やら娘役やら。
形は違えどウズメがやりたかった「演じる」事を仕事にできてウズメが自信を取り戻せたらいいな。