商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2023/02/07 |
JAN | 9784569881010 |
- 書籍
- 児童書
バスを降りたら
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バスを降りたら
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商品レビュー
4.3
7件のお客様レビュー
同じバスに乗り合わせる、違う中学校に通う2人。淡い恋の話かと思ったら、もっと繊細な心の動きと成長を丁寧に描いた作品でした。 受験して入った学校で迎えた中1の秋。 奈鶴は仲の良い友達もいて、勉強も頑張っているけれどはっきりとした目標は描けていない。 志望校に落ちた律は、消去法で...
同じバスに乗り合わせる、違う中学校に通う2人。淡い恋の話かと思ったら、もっと繊細な心の動きと成長を丁寧に描いた作品でした。 受験して入った学校で迎えた中1の秋。 奈鶴は仲の良い友達もいて、勉強も頑張っているけれどはっきりとした目標は描けていない。 志望校に落ちた律は、消去法で入学した学校に通う自分をまだ受け入れられずにいる。 進路を選ぶ前も選んだあとも、正解を求めるかぎり迷いは続くけれど。出会った人々が視野を広げてくれる。 親とは違う距離感で、一緒に悩んでくれる大人がいてくれるって素敵ですね。
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- ネタバレ
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同じ中学校を受験して合格した女の子と不合格で違う学校に通っている男の子が同じバスで通学中にお互いの生活ぶりなどが気になっていく物語だった。 乗り降りするバス停が違い、学校も違うため、お互いが関わることはないと思っていたが、お互いが気づかないうちに少しずつ関わっていき、それによってお互いの考え方なども少しずつ変わっていくところがあり、とても面白かった。 受験に落ちた男の子が思っていたように、もしも自分が違う人生を歩んでいたら、どうなっていただろうと思った。
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『みつきの雪』でも感じたけれど、眞島めいりさんの書く物語の登場人物はみな、そこはかとない品の良さがある。そして、ひとつひとつ確かめるように少年少女たちの心の動きを捉えているのが伝わってくる。 「こだわっていたのは」自分だけだったという気付き、それを手放して今という瞬間を大切にす...
『みつきの雪』でも感じたけれど、眞島めいりさんの書く物語の登場人物はみな、そこはかとない品の良さがある。そして、ひとつひとつ確かめるように少年少女たちの心の動きを捉えているのが伝わってくる。 「こだわっていたのは」自分だけだったという気付き、それを手放して今という瞬間を大切にすること。だからといって律がこの学校を好きになれないという気持ちを否定しなくてもよいのだというところに着地したのがよかった。 眞島さんの他の作品も読んでみたいです。
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