ミニマル料理 最小限の材料で最大のおいしさを手に入れる現代のレシピ85

稲田俊輔(著者)

• 販売会社／発売会社: 柴田書店
• 発売年月日: 2023/02/02
• JAN: 9784388063611

商品レビュー

2024/02/01

面白すぎて早速何品か作った。放っておく系のレシピは時間がかかっても手間がないから楽ちん。料理の負担は時間ではなく手間なのだと思った。

2023/04/05

スパゲッティを作った。
指定の調味料が塩とバターだけだったけど、何かとってもおいしかった。ちょっと感激
ラーメンを作ったら、スープの材料が、水、ハイミー、醤油、ニンニク、唐辛子だけだった。
おばあちゃんの味を思い出した。
普段何か変な雑味を加えて、おいしいと思ってたんだなあと思った。

2023/02/06

ひと言で言い表すならば、料理本の哲学書。
ウーウェン先生の『家庭料理8つの基本』に通ずるものがあります。

私はたくさんの料理本を持っていますが、
この本がより合うのは以下のような人だと思います。

・自炊や料理することを習慣化したい人（つまり、初心者。あ、でも包丁等は扱える人で）
・ある程度のレシピ数を作った経験があり、料理に対する勘所がある人

今、料理が楽しくハマっている状態の人には
シンプルさ故に面白さが感じられないかもしれません。
そんな方は、谷昇シェフのレシピ本などで修行を続けましょう。（世界文化社の本がオススメ）

この本に登場するレシピは、至ってシンプル。
最小限で何処まで美味しいのかを追求した稲田俊輔さんの研究結果とも言えます。
材料の少なさや、分量の曖昧表現を避けているので
これから料理を始めて、あわよくば習慣化するにはうってつけ。まぁ、多少煮込むなどの時間を要するものもありますが、この本のレシピを完全制覇した暁には一端のスキル獲得と、だいたい4~5万（もっと？）かかる料理教室の会費が1600円（税抜）で済むという。

稲田さんの文章もとても面白く、
レシピ本なのに文章が読みたくなる不思議。
料理専門書の柴田書店の本なので、品質も間違いないですし、1600円（税抜）でこの版元の本が買えるなんて本当に感動です。
もし、買うか迷っていらっしゃるなら、その時間が勿体ないので、ささっとレジで会計またはポチりましょう。