商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | いそっぷ社 |
発売年月日 | 2023/01/07 |
JAN | 9784910962009 |
- 書籍
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パレスチナ 特別増補版
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パレスチナ 特別増補版
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
豊島晋作さんがパレスチナ問題の解説で紹介されていたこの本。 ジャーナリストの漫画家であるジョー・サッコが1991年から92年にかけて、イスラエルの占領地であるヨルダン側西側地区やガザ地区で2ヶ月パレスチナ人と共に過ごしてインタビューをして描かれた漫画です。 実際に難民キャンプや占...
豊島晋作さんがパレスチナ問題の解説で紹介されていたこの本。 ジャーナリストの漫画家であるジョー・サッコが1991年から92年にかけて、イスラエルの占領地であるヨルダン側西側地区やガザ地区で2ヶ月パレスチナ人と共に過ごしてインタビューをして描かれた漫画です。 実際に難民キャンプや占領地で現地の人のところに滞在したりしていたので、言葉や描写がリアルです。 30年以上前のパレスチナだけど、今も暮らしは大きく変わりがないとのことです。 もしかしたら武器や戦い方の進化でもっと悪化しているかもしれません。 著者が知り合ったパレスチナの青年の言葉、 「おれには西側のきみたちの生き方が理解できない。ドラッグとか‥。きみたちの価値観がわからないよ。」 「逮捕されてもかまわないさ。また監獄にはいりたくはないが、これがおれたちの人生なんだ。」 常にイスラエルの監視があり、兵士たちに暴行を受け、すぐにつかまり拷問をうける日常。 でも、彼らは生まれたときから争いと憎み合いと暴力の中にいて、宗教的な価値観もあるし、私が想像するのとは違う考えや思いを持っていることを感じました。 そして、憎しみ合うことが日常で、仕返ししてやろうと憎しみがどんどん下の世代に当たり前のように受け継がれているのがとても悲しくつらいです。 左から右へ進むコマ割りと独特な絵でちょっと読みづらいのですが、リアルなパレスチナを知るのにはとても良い漫画だと思います。
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読んだのは旧版。 グラフィックノベルとはいえ、ボリュームがある。 パレスチナの人々の日常。 差別され、抑圧され、監視され、気まぐれのように暴力にさらされ、日常的に命を奪われる。
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コミックジャーナリズムというのは知らなかった。第9章でイスラエル人の女性達と歓談しているなかでイスラエルが望む“平和”とパレスチナの現実の乖離に齟齬をおぼえた。コミック自体クセが強く、ストーリーを追うという感じでもないのでやや難しかった。主人公は悲劇のナラティブにややウンザリして...
コミックジャーナリズムというのは知らなかった。第9章でイスラエル人の女性達と歓談しているなかでイスラエルが望む“平和”とパレスチナの現実の乖離に齟齬をおぼえた。コミック自体クセが強く、ストーリーを追うという感じでもないのでやや難しかった。主人公は悲劇のナラティブにややウンザリしており、それはわかるが、現在でもその軋轢は続いている……。
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