商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2023/01/21 |
JAN | 9784004319559 |
- 書籍
- 新書
さらば、男性政治
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さらば、男性政治
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商品レビュー
4.5
10件のお客様レビュー
一度投稿したつもりでいたのだが、うまく保存されていなかったようで、メモも含めすべて消えてしまった。以下、記憶を頼りに。 本書でいう「男性政治」とは、「男性だけで営まれ、男性だけが迎え入れられ、それを当然だと感じ、たまに女性の参入が認められても対等には扱われない政治」のことをいう...
一度投稿したつもりでいたのだが、うまく保存されていなかったようで、メモも含めすべて消えてしまった。以下、記憶を頼りに。 本書でいう「男性政治」とは、「男性だけで営まれ、男性だけが迎え入れられ、それを当然だと感じ、たまに女性の参入が認められても対等には扱われない政治」のことをいう。昨今話題になっている「政治とカネ」の問題も然り、日本の政治が絶望的なまでに停滞しているのは、特定の層に政治牛耳られ、彼らが既得権の擁護に専心しているからに他ならない。多様性こそが政治に求められるものではないのか。 先進各国では保守政党であっても、政治家のパリテ、クオータ制が進んでいる。そのなかで最も政治の男女平等が遅れているのは、ジェンダーギャップ指数が先進国でも最も大きい日本なのである。著者の三浦先生は、「男性政治」の弊害を、データを示しつつ、とてもわかりやすく解説してくれている。 誤解してはならないのは、本書は「男性批判」の書ではないということである。「男性政治」への痛切な批判であり、この「男性政治」は多くの男性にとっても有益ではないことを示している。この内容を、一部の研究者の目にしか止まらない専門書ではなく、新書という一般向けの形態で刊行した意義はとても大きい。いまこそ読むべき本といえる。
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これまで男性中心の政治がいかに弊害を生んできたかを詳細に論じ、世界的にはどのような形で、それが打破されてきたか、研究結果や各国の取り組みを丁寧に述べられており、説得力がある。また議論や運動を進めていく中で、バックラッシュなど注意しないといけない点も述べているのはバランスが良い。女...
これまで男性中心の政治がいかに弊害を生んできたかを詳細に論じ、世界的にはどのような形で、それが打破されてきたか、研究結果や各国の取り組みを丁寧に述べられており、説得力がある。また議論や運動を進めていく中で、バックラッシュなど注意しないといけない点も述べているのはバランスが良い。女性が政治の世界で活躍する世の中になることが、ジェンダー平等で多様性のある世の中を作ることにつながるし、「家父長制が引き起こす抑圧と暴力」を打破することは本当の意味での民主主義を進めることにつながると言うことが理解できた書であった。
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第44回石橋湛山賞受賞のページ https://ishibashi-mf.org/activity/prize/44th/ 第17回平塚らいてう賞受賞のページ https://www5.jwu.ac.jp/st/grp/raiteu/prize.html 岩波書店のページ h...
第44回石橋湛山賞受賞のページ https://ishibashi-mf.org/activity/prize/44th/ 第17回平塚らいてう賞受賞のページ https://www5.jwu.ac.jp/st/grp/raiteu/prize.html 岩波書店のページ https://www.iwanami.co.jp/book/b618313.html
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