

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2023/01/18 |
JAN | 9784120056215 |
- 書籍
- 書籍
田辺聖子のエッセイ 食べるたのしみ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
田辺聖子のエッセイ 食べるたのしみ
¥1,760
在庫あり
商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
すでに読んだことのあるエッセイも多かったけれど、 こうしてまとめてもらうと、また新鮮な気持ちで 「食べること」について楽しんで読めた。 驚くのが、とても忙しい時期の 献立メモと買い物の記録。 忙しい時も、こんなふうに心砕いて 食を大切にされていたのだと思うと、 改めて、掲載エッ...
すでに読んだことのあるエッセイも多かったけれど、 こうしてまとめてもらうと、また新鮮な気持ちで 「食べること」について楽しんで読めた。 驚くのが、とても忙しい時期の 献立メモと買い物の記録。 忙しい時も、こんなふうに心砕いて 食を大切にされていたのだと思うと、 改めて、掲載エッセイの重みを感じる。 どんなものにも的確な表現で、 知らない言葉も折々出てくるけれど、 きちんと調べて自分のものにしたいと いう表現も多い。 当たり前のような「食べること」から 色々な学びがあった。
Posted by
お聖さんの文章はいつ読んでもいい。 この関西弁がたまらなく好き。 父方の祖母を書いた章が特に好きだった。 ”この世にひととき舞い降り、やがて跡形もなく消えていった、春も淡雪もような庶民のひとりである” お聖さんのお母さんにとっては姑でけっこうきつい人だったみたいだけど、孫のお聖さ...
お聖さんの文章はいつ読んでもいい。 この関西弁がたまらなく好き。 父方の祖母を書いた章が特に好きだった。 ”この世にひととき舞い降り、やがて跡形もなく消えていった、春も淡雪もような庶民のひとりである” お聖さんのお母さんにとっては姑でけっこうきつい人だったみたいだけど、孫のお聖さんには雨の日に「ちょっと待なはれ、ついていってあげる」とあわただしくたすきを外し、高下駄に履き替えて学校まで送ってくてた優しい一面もあったと。(荷物の多い日で足の悪いお聖さんを不憫に思ってそうしてくれたのであろうとある) そしてお聖さんは人は点と点のつきあいでよいのだと。 自分にとっての「その人」でいい。他の人にはどうか知らないけど、小さな点がその人にとって真なのだと。 その逆もあろうが、私は点の部分でその人をいとおしみ、親しんでいくであろう。と 深く感じ入った。
Posted by
田辺聖子さんの、食にまつわる文章をまとめた一冊。 私は何故かあまりエッセイが好きではなくて、田辺聖子さんの小説はファンなのだけれど、エッセイはほとんど読んだことがなかった。時代が違うなあと思うところもあったけれど、いくつか心に刺さる文章もあって、さすがの鋭さだなと感心。鋭くて賢く...
田辺聖子さんの、食にまつわる文章をまとめた一冊。 私は何故かあまりエッセイが好きではなくて、田辺聖子さんの小説はファンなのだけれど、エッセイはほとんど読んだことがなかった。時代が違うなあと思うところもあったけれど、いくつか心に刺さる文章もあって、さすがの鋭さだなと感心。鋭くて賢くて懐が深くて、オトナで、でも愛嬌もかわいらしさもあって…唯一無二の作家さんだと改めて思った。
Posted by