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装飾古墳の謎 文春新書1390
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装飾古墳の謎 文春新書1390

河野一隆(著者)

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装飾古墳の謎 文春新書1390

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/01/18
JAN 9784166613908

装飾古墳の謎

¥1,595

商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2023/04/08

装飾古墳を初めて知ったのは、中学時代に読んだ大場弘道『銅鐸の謎』であったと思う。ここで大場氏は銅鐸に描かれた絵を絵文字として読み解き、その勢いで珍敷塚古墳の壁画をも絵文字として解読してしまうのである。当時はようやく装飾古墳が国民的関心を呼び始めた頃で、同年代の著者は高校時代に装飾...

装飾古墳を初めて知ったのは、中学時代に読んだ大場弘道『銅鐸の謎』であったと思う。ここで大場氏は銅鐸に描かれた絵を絵文字として読み解き、その勢いで珍敷塚古墳の壁画をも絵文字として解読してしまうのである。当時はようやく装飾古墳が国民的関心を呼び始めた頃で、同年代の著者は高校時代に装飾古墳に魅せられて考古学の道に足を踏み入れたという。そして世界の王墓・装飾墓についての研究を踏まえ、九州を中心とする装飾古墳が実は世界的な古代芸術であることを明らかにしようとする。装飾古墳の世界へのガイドブックであるとともに、装飾古墳が磐井の乱を契機に発達したという通説への批判、装飾古墳が近畿では発展しなかった原因の考察、日本の装飾古墳の世界的装飾墓の中での位置づけなど、新たな知的興奮を誘う内容になっている。装飾古墳の写真が口絵だけでなく本文中でも全てカラーであるのもうれしい。

Posted by ブクログ

2023/03/22

最初装飾古墳と聞いて高松塚やキトラを連想したのだが、そちらは壁画古墳で装飾古墳とはまた別のカテゴリーとのこと。寡聞にして初耳であった装飾古墳に出会うことが出来たということがこの本を読んだ最大の収穫であったのだが、後半その装飾古墳を越えて世界中の装飾墓の紹介となったのは装飾古墳本体...

最初装飾古墳と聞いて高松塚やキトラを連想したのだが、そちらは壁画古墳で装飾古墳とはまた別のカテゴリーとのこと。寡聞にして初耳であった装飾古墳に出会うことが出来たということがこの本を読んだ最大の収穫であったのだが、後半その装飾古墳を越えて世界中の装飾墓の紹介となったのは装飾古墳本体との関係があまり感じられず少し残念な読後感であった。

Posted by ブクログ

2023/03/04

装飾古墳とはどんなものか....壁画古墳との違いなどを最初は教えてくれる。 しかし、この本の内容はそのようなところには全くとどまっておらず世界の墳墓、古墳、王墓からショーヴェ壁画、 ラスコー、アルタミラなどにも解説が及ぶ。そのような観点から日本にある装飾古墳を捉えての解説。 かな...

装飾古墳とはどんなものか....壁画古墳との違いなどを最初は教えてくれる。 しかし、この本の内容はそのようなところには全くとどまっておらず世界の墳墓、古墳、王墓からショーヴェ壁画、 ラスコー、アルタミラなどにも解説が及ぶ。そのような観点から日本にある装飾古墳を捉えての解説。 かなり専門的な表現もありスマホ片手に知らない名称や用語を調べながら読んだ。 すこぶるおもしろい。しかし、ある程度の理解を得るにはもう二回ほど読む必要があるかも....

Posted by ブクログ

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