商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2023/01/18 |
JAN | 9784575245967 |
- 書籍
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鬼の話を聞かせてください
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鬼の話を聞かせてください
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商品レビュー
3.4
24件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ホラー系かと思って読んでみたら、ストレートなミステリー…と言っていいのか? 謎解きはロジックのみで展開(和中でもきちんと断っているのでルールの範ちゅう)するので、謎解き要素は少ない。そこはいいのだが、ストレートじゃないのは、そのロジックは人間のヤな要素を抽出したような底意地の悪さ。 人間誰しも心の底に鬼を飼っている、という普遍かつ定番の結論なのだが、短い(50Pほどの短編4つ)ストーリーで、そこに持っていく展開が上手い、上手くて意地悪い。 霧島はどこにいったんやろ?って考えるラスト、つまり続編匂わせやな。楽しみである
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「影踏み鬼」 足跡を隠すなら。 自ら望んで勤めているなら兎も角、家族間でのやりとりに巻き込まれたうえ時間を奪われるのは苦痛だっただろうな。 「色鬼」 遺伝してしまい。 離婚した経緯を伝えたとしても、実際に現場を見て共に逃げた訳でないのであれば再会したら会いたいのも必然だろ。 ...
「影踏み鬼」 足跡を隠すなら。 自ら望んで勤めているなら兎も角、家族間でのやりとりに巻き込まれたうえ時間を奪われるのは苦痛だっただろうな。 「色鬼」 遺伝してしまい。 離婚した経緯を伝えたとしても、実際に現場を見て共に逃げた訳でないのであれば再会したら会いたいのも必然だろ。 「手つなぎ鬼」 箱から出てきた。 ちゃんと話を聞いてあげることが出来ていれば、本当の意味に気付くことが出来たうえで止めることができたかもな。 「ことろことろ」 渡されてた写真。 忘れないために言葉に残したかったのであれば、生きている兄弟に思い出話として語るのではだめだったのだろうか。
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鬼をテーマにした連作短編ミステリ。鬼といっても本物の鬼が出てくる訳ではなく、鬼がつく遊び「影踏み鬼」「色鬼」「手つなぎ鬼」「ことろことろ」をモチーフにしている。 謎を解く探偵はミステリを収集しているライターの霧島──ではなく、霧島の振りをしたカメラマンの写真家の桧山。いわゆる安...
鬼をテーマにした連作短編ミステリ。鬼といっても本物の鬼が出てくる訳ではなく、鬼がつく遊び「影踏み鬼」「色鬼」「手つなぎ鬼」「ことろことろ」をモチーフにしている。 謎を解く探偵はミステリを収集しているライターの霧島──ではなく、霧島の振りをしたカメラマンの写真家の桧山。いわゆる安楽椅子探偵もので、人の話を聞いて桧山が事件を推理していく。 桧山が謎を解き明かすことで、知りたくなかったこと、隠していたことまで容赦なく暴かれていく。 とても面白い短編集だった。ぜひ続編出して欲しい。
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