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美学の練習
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 春秋社 |
| 発売年月日 | 2023/01/07 |
| JAN | 9784393333921 |
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美学の練習
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
借りたもの。 美学の入門書として、この本が私には一番わかりやすく感じた。 まず、「美しい」の定義を、言語化されている事に驚いた。 すなわち‘「私に快と感じられる、もののよさ」(p.9)’である、と。 多くの美学の本でその定義について、「それは時代や地域によって変容する」というあや...
借りたもの。 美学の入門書として、この本が私には一番わかりやすく感じた。 まず、「美しい」の定義を、言語化されている事に驚いた。 すなわち‘「私に快と感じられる、もののよさ」(p.9)’である、と。 多くの美学の本でその定義について、「それは時代や地域によって変容する」というあやふやな表現が多い。その通りだが、では時代を超えて多くの人が共感する「美しい」は定義できないものなのか?という疑問。「理論化、言語化、定義するのが学問だろうが!!」と怒り狂う必要も無くなった。 他には「鑑賞者の感情の動き」という様な表現もあったが、それを“快”に絞って語っている事が、目から鱗だった。 そして文章がずっと続くのではなく、簡単な図表での概念の説明があることで、私にはよりイメージとして理解できるものだった。 著者は音楽に精通しているようなので、その例は音楽に関するものが多くなっていると思うのだが、音楽に素人な私でもわかりやすい言葉で読みやすく、様々な“術”の話にも言及している。 川瀬智之『東京藝大で教わるはじめての美学』( https://booklog.jp/item/1/4418222081 )が、絵画論を中心とした近代哲学の分野が主体であるものだったのと比べて、様々な分野にわたる――だからこそ美学は芸術学ではなく哲学なのだけど――ものが美学であることが理解しやすい。 今回、図書館で借りたけれど、これは手元に置いておきたい一冊。…これは紙だな。 美学をわかりやすい言葉で表現しているものはないか、と探していて、YouTubeチャンネル『音楽教育学者の思考』( https://www.youtube.com/@haseryo_ME )にて紹介されていたもの。 【美とはなにか】「美しい曲」ってなに?『美学の練習』を紹介するよ! https://www.youtube.com/watch?v=Ohwt6Ja8NZc
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
書庫らでん らでんさんのチャンネルでも 何度か聞いたことがある「美学」という言葉 その配信だけでは終わらないで 書庫らでんとして取り上げてくれたからこそ この本に出会うことができました。 とても丁寧に 一つ一つ 論を積み上げて 「美学」 について練習させてくれる この先に私が美を感じながら美を考えながら 生きることが 楽しくしてくれるような作品です。 実際にこの作者の 講義として聞いたら どんな感じなんだろう 実際に質問したり議論したら どんな感じなんだろう 自分が学生の頃には全く学んでいなかったテーマだけに 新しい世界が広がることってとても面白いです
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「後天的にも、感性は磨くことができる」。そう考える著者による、超がつくほど構造的な美や美術の解体新書。これでもかというほど丁寧に細かく、物事や言葉を定義しながら勧めていく議論スタイルが、曖昧な感覚論やなんとなくがはびこる「美」の世界に、風穴を開けてくれる。 そして、そんな穴から溢...
「後天的にも、感性は磨くことができる」。そう考える著者による、超がつくほど構造的な美や美術の解体新書。これでもかというほど丁寧に細かく、物事や言葉を定義しながら勧めていく議論スタイルが、曖昧な感覚論やなんとなくがはびこる「美」の世界に、風穴を開けてくれる。 そして、そんな穴から溢れ出る実践方法は、日々の生活や仕事の中で、美しいものを受け取る力を着実に磨いてくれる。
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