商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2023/01/16 |
| JAN | 9784163916545 |
- 書籍
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グレイスレス
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商品レビュー
3.3
27件のお客様レビュー
結構よかった。性描写を読むのが苦手な人間だけど、まぁ「限りなく透明に近いブルー」よりはずっと優しめの表現でなんとかなった。 癖のある文だから慣れるのに時間がかかった。男女の絡み合いのシーンと、静寂につつまれた雨の中の家の様子が独特な割合で描かれていた。空気感を書くのが上手な作家だ...
結構よかった。性描写を読むのが苦手な人間だけど、まぁ「限りなく透明に近いブルー」よりはずっと優しめの表現でなんとかなった。 癖のある文だから慣れるのに時間がかかった。男女の絡み合いのシーンと、静寂につつまれた雨の中の家の様子が独特な割合で描かれていた。空気感を書くのが上手な作家だと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感情移入できるとか先が気になるとか、そういうのは無かったけれど、読み終えてみると妙に胸に残る感じ。 ミニシアター系の映画を見た感じというか。 淡々とつながっていく文体のまま時系列が入れ替わっていたりして、少し混乱しつつ、そういうものかと思って読んでいったけど、脱落せずに最後まで読めてよかった、と思えるラストだった。 「うちの近くに祀られた皇族が、殺される直前に幽閉されていた神社」とか「鉄道発祥の地と呼ばれる都心部の駅」とか、人や地名などの固有名詞を徹底的に避けていて、クセ強いなあと思いながら読んでいたらクライマックス(とわたしは感じた)である人の名前が出てきて、「ああ、このためだったのか」とすとんと腑に落ちてきて、そのあとの主人公の選択もなんだか少しじんときた。 女系家族というか、おばあちゃんとお母さんの存在が色濃くておじいちゃんとお父さんはその2人を通してしか描写されていなかったけど、それぞれ好きに行きつつ家族を大切にしている距離感が良かった。
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自分の職をメイクアップアーティストと言わず“化粧師”と呼ぶ主人公のお話。他人にメイクする描写の生々しくない感じが好き。どこが、というと難しいのだけれど、『西の魔女が死んだ』のまいはこういうふうな大人になっていたかもしれない。
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