商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2022/12/22 |
JAN | 9784575317602 |
- 書籍
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ヤラセと情熱 水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実
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ヤラセと情熱 水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実
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商品レビュー
4.2
21件のお客様レビュー
結局はヤラセを肯定
してる、という悪質な内容でした。
右院座
70年代から80年代まで続いた『水曜スペシャル』の伝説的シリーズ、「川口浩探検隊」。子供の頃、リアルタイムでその「ヤラセ」番組を楽しんでいた著者は、知られざる真実を見つけ出そうとする。 世代ではなく、番組についてはパロディなどを通して概要を知っているという程度だったが、それでも...
70年代から80年代まで続いた『水曜スペシャル』の伝説的シリーズ、「川口浩探検隊」。子供の頃、リアルタイムでその「ヤラセ」番組を楽しんでいた著者は、知られざる真実を見つけ出そうとする。 世代ではなく、番組についてはパロディなどを通して概要を知っているという程度だったが、それでも十分楽しめるノンフィクションだった。出てくるエピソードが強烈なものばかりで全く飽きさせない。 ただ、終盤の「探検隊」が終わる遠因となったとされる事件のルポは当事者と話せなかったということで少々物足りず、ラストのインタビューはどことなく野暮に感じた。
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●=引用 ●TBSは2015年の正月に『財宝伝説は本当だった!バミューダ海400億円沈没船&パナマの秘宝歴史的大発見SP』を放送した。「沈没船は2014年の夏の収録時にすでに発見されていて、ニュースになっているわけですよ。だから実際にお宝が出てくるんです」つまり公的な正しさがち...
●=引用 ●TBSは2015年の正月に『財宝伝説は本当だった!バミューダ海400億円沈没船&パナマの秘宝歴史的大発見SP』を放送した。「沈没船は2014年の夏の収録時にすでに発見されていて、ニュースになっているわけですよ。だから実際にお宝が出てくるんです」つまり公的な正しさがちゃんとあるのだ。 ●「一番ヤバい時っていうのはカメラが回せないときなんですよ」ハッとした。これはキラーワードである。我々がすでにテレビで見ているものは、予測不能な大いなるガチ”を除いた安心安全なものなのである。だからといって、ヤラセや茶番という否定的な言葉では片づけられない。あえて言うなら絞りに絞った”エンターテーメントの塊”戸でも言おうか。 ●藤岡の言う「嘘と本当の狭間のバラエティー」という言葉はエンタメ論として重要ではないだろうか。つまり、嘘だからいい加減につくっているかと言えばそうではない。人びとを楽しませるために真面目につくっている。そして嘘の中にも本当のことは”たまに”ある。 ●わかったことは、ドキュメンタリーをドキュメンタリーたらしめているのは、映像の真実味ではなくて「山を3日間ちゃんと歩いて行くこと」である。視聴者を納得させるプロセス(過程)こそが、ドキュメンタリーにおいて大事である。川口浩探検隊は山に行かずに現地の人の交渉に任せた。探検隊がそこまで行かないのは、自分たちの線引きがあっとのだろうか。「いや、行くのが大変だったからですよ」恩田はあっさりと答えた。 ●なるほど、川口浩探検隊のとは何だったのかがだんだん見えてきた。バラエティーでもない、ましてやドキュメンタリーでもない。目的地は『インディー・ジョーンズ』。彼らのライバルはハリウッド映画だったのである。 ●「世の中でよく言う、『数字を取るためにやむなくやりました』とか、『チェック体制が甘かった』とか、っていうのはほとんど嘘だと思っている。現場はいかに面白くするかっていう点にどんどん没入していくし、チェック体制だって『これ、大丈夫だよな?』『いいよな』みたいな上からの要望に現場が、『平気です。OKです』と応えるから嘘のナレーションができたりする。
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