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寒い国のラーゲリで父は死んだ 父、山本幡男の遺した言葉を抱きしめて
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寒い国のラーゲリで父は死んだ 父、山本幡男の遺した言葉を抱きしめて

山本顕一(著者)

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寒い国のラーゲリで父は死んだ 父、山本幡男の遺した言葉を抱きしめて

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 バジリコ
発売年月日 2022/12/22
JAN 9784862382535

寒い国のラーゲリで父は死んだ

¥1,980

商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

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2024/03/31

皆を励ましていた山本幡男氏を息子からみた父親としての姿は「頑固」で「怖い」怖いというものだった。映画や『収容所から来た遺書』とはまた違った視点でシベリア抑留を知ることができる。ただ一点、山本顕一さんの記憶違いや脚色が入っているという可能性は頭に入れながら読む必要がある。

Posted by ブクログ

2024/02/03

先にラーゲリより愛を込めてを読んでいました。 それからこちらの本を読みました。 どんなお父様だったのか。どんな息子様なのか。 人間味に溢れていて、味わい深い本でした。 自分の人生を語るとき、こんなにも心の中をスーっと透明に、また言葉を紡ぎ出しながら、表現されていて、人としての芯の...

先にラーゲリより愛を込めてを読んでいました。 それからこちらの本を読みました。 どんなお父様だったのか。どんな息子様なのか。 人間味に溢れていて、味わい深い本でした。 自分の人生を語るとき、こんなにも心の中をスーっと透明に、また言葉を紡ぎ出しながら、表現されていて、人としての芯の温かさも感じました。

Posted by ブクログ

2023/12/28

「ラーゲリから来た遺書」から流れ着きました。同書のスピンオフ的な内容を期待して。そういう意味では少し期待外れではあったんですが、残された山本ファミリーの人生がとても興味深くて、面白かったです。 歴史であまり語られることのない満州国の生活、難民さながらの引揚げ…大変ご苦労された方々...

「ラーゲリから来た遺書」から流れ着きました。同書のスピンオフ的な内容を期待して。そういう意味では少し期待外れではあったんですが、残された山本ファミリーの人生がとても興味深くて、面白かったです。 歴史であまり語られることのない満州国の生活、難民さながらの引揚げ…大変ご苦労された方々に失礼かもしれませんが、「こんな時代があったとは!」とドキドキしてしまった。 そして、ご自身の恥部も包み隠さず書かれる姿に、ガンジーの息子のハリラールを思い出してしまった。他者から映る父の姿と、自分の見る父の姿がまったく違って見える、という点で。 ただ、ハリラールと顕一さんの一番の違いは、山本幡男氏が生きていたら、きっと顕一さんを誇りに思っていたであろう点。ご自身は立派な生き方ができていないとご謙遜されているが、十分だと思います。 山本モジミさんの生き方には特に感銘を受けました。素晴らしい行動力!この夫にしてこの妻あり、そしてお子さんたちあり!といった具合です。 夫の不在中、なんとか自分が家を守らなければ!という気迫がすごいです。生きていくためなら、今川焼も焼く、魚の行商もする、教員として希望の赴任地にいける努力も惜しまない。 「元祖ワーママ」とでも言いましょうか。家電のない時代に、よくもまぁここまで頑張られたことと思います。本当に頭が下がる思いです。家電あり、夫あり、子一人でヒーヒー言っている自分が恥ずかしくなるくらいでした。 北溟子の俳句をまとめて読めたのは良かったです。 この本の中で紹介されている「極光のかげに」、装丁画に使用されている香月泰男など、まだしばらくシベリア抑留ものを調べ読み漁る日が続きそうです! 山本幡男氏の遺書は、私のような凡人の心も打ちました。人類の幸福の増進のため、勉強する日々を続けます!

Posted by ブクログ

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