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作家 超サバイバル術!
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作家 超サバイバル術!

アンソロジー(著者), 中山七里(著者), 知念実希人(著者), 葉真中顕(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2022/12/21
JAN 9784334953522

作家 超サバイバル術!

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商品レビュー

3.8

18件のお客様レビュー

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2024/05/20

面白かった。本を読む人は、少なからず、自分が作家になって、作品が大ヒットし、チヤホヤされて、歴史に名を刻みたいという人が少なからずいると思う。 作家3人の眼力や分析、見通しが鋭いこともさることながら特筆すべきは、読者ひいては人間の特性を把握していること。人の心の動き、癖、身勝手さ...

面白かった。本を読む人は、少なからず、自分が作家になって、作品が大ヒットし、チヤホヤされて、歴史に名を刻みたいという人が少なからずいると思う。 作家3人の眼力や分析、見通しが鋭いこともさることながら特筆すべきは、読者ひいては人間の特性を把握していること。人の心の動き、癖、身勝手さなどを把握しているからこそ、売れる作品を書き続けてこられたと思う。3人が語る、その人間の本質を、フィットする言葉でうまく表現できているのが、さすがベストセラー作家。

Posted by ブクログ

2024/03/27

それなりに売れている作家さんの、業界で生き延びる知恵。 三人の著者なのだが、各々がそれぞれの十のテーマについて書いていて、対談みたいになっているのは最後の章だけだった。 業界の裏っぽいところとか、死ぬほどサバイバルな荒野で、新人賞取ったって、ライバルがアマチュアからプロになるだ...

それなりに売れている作家さんの、業界で生き延びる知恵。 三人の著者なのだが、各々がそれぞれの十のテーマについて書いていて、対談みたいになっているのは最後の章だけだった。 業界の裏っぽいところとか、死ぬほどサバイバルな荒野で、新人賞取ったって、ライバルがアマチュアからプロになるだけで、ほぼ絶滅していくとか、この世界で生きていきたい人にも、単に小説が好きな人たちにも、面白く読めると思う。 が。 どなたかも書かれていたが、結局生き残っている人たちの「生存者のバイアス」からは逃れられない。 生き残っている人たちが自分たちの体験を振り返っても、その何がポイントだったのか、生き残れなかった人たちと何が違ったのか、全然わかんないのだ。 思い込み以外には。 ギャブルの必勝法を語るギャンブラーみたいな感じもしたな。 三人が三様、違うタイプを持って来て、それぞれ言ってることが違ってそこも面白いのだが、共通してるのは。 兎に角沢山書け。 心折るな。 早く自分のスタイルを見つけろ。 それだけだ。あと、思い上がるな、かな。 昔は漫画家になりたい人向けにこういう本いっぱいあったな。 今はむしろ漫画家になる方が簡単かもしれない。発表の場が増えたし、普通に、上手い人が増えた。漫画は、まず絵が描けないと漫画家になろうとも思わないだろうが、「文章」だけなら、日本人なら取り敢えず誰でも書けるのが違いかなと思う。それで、漫画と違って、読む方にも「読解力」がそれなりに必要だし。 まあ色々感心したりそうかなあと思ったりしながら読んだが、絶対に間違ってるのは、当選の確率を上げるのは、宝くじをたくさん買うこと、って言ったとこだな。 確率はあがんない。買えば買うほど、損をする確率が上がる。 要は、平均を狙いたいのか、大きく当てたいのか。大きく当てたければ、大損する確率も上がる。コツコツやれば大損しないが、絶対勝てない。 小説家としても、小説を書きたいのか、商業ベースで食って行きたいのか、超ベストセラー当てたいのかで、戦略も変わるのだろうが、例え悪すぎ。 基本的には、デビュー直後の作家さん向けの内容なのだが、この業界ってどれだけ才能があろうが、いい作品が出ようが、購入者の資金が限られていると考えれば、一定以上パイは広がらないんではないか。 業界が萎縮すると食えなくなるが、自分たちの足元脅かされても食えなくなるのはないかね。 新人は生かさず殺さず。 そんな本だと考えれば、怖い。 編集者と出版社と読者は、新しい才能がどんどん出て来てほしいところだろうが、作家自身は微妙だなあ。 もっとも1番の大問題は、この三人の作家さんの誰一人も知らないし、どの作品も知らないし、挙げられてる大家先生の誰も面白いと思わないことかもしれない。

Posted by ブクログ

2023/07/16

2023.07.16 作家で新人賞を獲った新人作家向けの指南本。 私は本を読むのは好きだけど書く方はまるでダメで書きたいとも思ったことがないので、「小説を書きたい」という欲があってさらにそれでお金をもらえる才能があるだけで尊敬しちゃう。さらにそれで生活ができてしまうなんてもう化...

2023.07.16 作家で新人賞を獲った新人作家向けの指南本。 私は本を読むのは好きだけど書く方はまるでダメで書きたいとも思ったことがないので、「小説を書きたい」という欲があってさらにそれでお金をもらえる才能があるだけで尊敬しちゃう。さらにそれで生活ができてしまうなんてもう化け物か神様だな…と思う。 中山さんと葉真中さんの小説は読んだことがあり面白そうだったので図書館で借りてみたけど、こんなに熱い内容の本だとは… とにかく作家として生き残るためには引き出しを多く持ち小手先のことを考えずにとにかく一定のクオリティを保ったまま書き続けるしかないという大変シンプルなものでした。新人は3作目までにヒットを出さないとその後がないというのは何回も出てきたので本当に厳しい世界だな…と思いました。

Posted by ブクログ

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