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不思議の探偵/稀代の探偵
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不思議の探偵/稀代の探偵
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商品レビュー
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(2025/2/8、一話のみ読了) 巻末の編者解説より 【『不思議の探偵』は、アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズの冒険』を、南陽外史が約釈した翻案小説である。これらの十二篇は、明治三十二(1988)年七月から十一月にかけて、中央新聞社発行の「中央新聞」に次の順で連...
(2025/2/8、一話のみ読了) 巻末の編者解説より 【『不思議の探偵』は、アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズの冒険』を、南陽外史が約釈した翻案小説である。これらの十二篇は、明治三十二(1988)年七月から十一月にかけて、中央新聞社発行の「中央新聞」に次の順で連載された。】 このあと、この本に収録されている十二篇が、原作名と掲載日とともに並んでいる。 私の読んだ「禿頭クラブ」は、原作では「赤毛組合」明治32年8月8日から14日となっている。 そもそも、洋書に興味がない私がこの本を手にした理由は、先日読んだ、万城目学さんの『万感のおもい』で紹介されていたのが気になったから。 内容も少しだけ抜粋されていた。 原作では、【自分も赤毛だったらなぁ】が、→【禿頭になりたいナア、禿頭になりたいナア】に変換(翻訳) うん、確かに書いてあった。南陽外史はなぜ赤毛から禿頭に置き換えたんだろう? 【禿頭と云つたとて、前が禿げたり後が禿げたり、周囲に少し毛が残つて居たりするのが多い、旦那(あなた)の様なお誂へ向に禿げて居る人は容易にない】 これを見ちゃったら、読みたくなるでしょ。 ただ、【ベーカー街】が→【麺麭(パン)屋街】になってるのは見当たらなかった。他の小説にあるのかも。 でも、明治の時代を感じる文章や言葉遣いで読みにくいから、他のはパス。
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明治32年に中央新聞にて連載掲載された「シャーロック・ホームズの冒険」の“翻案”バージョン。なんと120年以上の時を経て復刻編纂。 明治独特の異聞奇譚調とでもいうか、ケレン味?とにかく味わいある翻訳がおもしろい。「帝王秘密の写真」(そう、「ボヘミアの醜聞」です)で現れた大柄の依...
明治32年に中央新聞にて連載掲載された「シャーロック・ホームズの冒険」の“翻案”バージョン。なんと120年以上の時を経て復刻編纂。 明治独特の異聞奇譚調とでもいうか、ケレン味?とにかく味わいある翻訳がおもしろい。「帝王秘密の写真」(そう、「ボヘミアの醜聞」です)で現れた大柄の依頼主、開口「ソウサ名前はボヘミヤ国の華族、黒部伯爵と云って宜しい」に、え…ここ日本…ということでいいのか?と混乱しつつも、少し(?)ツッコミどころに反応してしまうが話は同じ展開なのがおもしろい。アイリーン・アドラーの名前(笑) 最高なのは「赤毛連盟」がずばり「禿頭倶楽部」になっていること。(ちなみにウィルスンは植木さん)この話は挿絵含めて終始最高でした。
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