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〈怪異〉とミステリ 近代日本文学は何を「謎」としてきたか
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〈怪異〉とミステリ 近代日本文学は何を「謎」としてきたか

怪異怪談研究会(監修), 乾英治郎(編著), 小松史生子(編著), 鈴木勇作(編著), 谷口基(編著)

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〈怪異〉とミステリ 近代日本文学は何を「謎」としてきたか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青弓社
発売年月日 2022/12/22
JAN 9784787292698

〈怪異〉とミステリ

¥3,740

商品レビュー

3.5

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2023/03/11

2022年第1刷、青弓社のソフトカバー本。14編。怪異とミステリー。不合理のまま終わるか、合理的な解決がなされるかの違いという前提がある。そのうえで怪異をどのように取り扱ったかを論じる。怪談としか思ってなかった「四谷怪談」と捕物貼の祖としか思ってなかった岡本綺堂「半七捕物」が取り...

2022年第1刷、青弓社のソフトカバー本。14編。怪異とミステリー。不合理のまま終わるか、合理的な解決がなされるかの違いという前提がある。そのうえで怪異をどのように取り扱ったかを論じる。怪談としか思ってなかった「四谷怪談」と捕物貼の祖としか思ってなかった岡本綺堂「半七捕物」が取り上げられているのは、意外の思い。 著者:光原百合、横山泰子、松田祥平、鈴木暁世、大道晴香、谷口基、鈴木優作、脇坂健介、原辰吉、小松史生子、中川千帆、乾英治郎、伊藤慈晃、諸岡卓真、他:「はじめに」乾英治郎、「おわりに」乾英治郎、

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2023/03/01

「遭遇」「交差」「融合」と銘打った3部立てで、合理的解明が主眼であるミステリと、怪異という非合理的存在を容認する怪談/ホラー、相反すると考えられてきたこの両者が、近現代の日本文学の中でどのように捉えられ、語られ、時に互いを取り込み、変容してきたかが論じられている ……なんて小難し...

「遭遇」「交差」「融合」と銘打った3部立てで、合理的解明が主眼であるミステリと、怪異という非合理的存在を容認する怪談/ホラー、相反すると考えられてきたこの両者が、近現代の日本文学の中でどのように捉えられ、語られ、時に互いを取り込み、変容してきたかが論じられている ……なんて小難しいこと言わずとも、題材に採られてあるのはこのジャンルを好む人なら一度は読んでいる有名作ばかりなので、頭を少々捻りつつも愉しめるのではないかと。 ところで、乱歩が「交霊術」に懐疑的(というよりトリックであるという否定派)だった(第1部第4章)というのは面白い(霊魂の存在自体は否定してはない模様)。そういえば乱歩作品にストレートな怪談、幽霊譚ってなかったような……。

Posted by ブクログ

2023/02/20

怪異怪談研究会監修による、「怪異」と「ミステリ」の関係についての論文集。(良く判らんのだが、こういう書籍で発表される文章は論文といって良いのだろうか?なんと呼ぶのが適当なのか?) 3章構成でざっくりいうと1章は歌舞伎から乱歩登場まで、2章が久作や横溝、海野十三といった変格探偵もの...

怪異怪談研究会監修による、「怪異」と「ミステリ」の関係についての論文集。(良く判らんのだが、こういう書籍で発表される文章は論文といって良いのだろうか?なんと呼ぶのが適当なのか?) 3章構成でざっくりいうと1章は歌舞伎から乱歩登場まで、2章が久作や横溝、海野十三といった変格探偵もの全盛期、3章が京極夏彦や綾辻行人、小野不由美ら現代の作品といった感じ。個人的には2章に収録されたものが一番興味深く、特に脇坂健介による久生十蘭の死亡通知を扱ったものは、空襲で行方知れずになった人間の法的扱いなど今まで意識したことのない問題が取り上げられていて感心することしきりであった。

Posted by ブクログ

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