1,800円以上の注文で送料無料

地検のS Sの幕引き 講談社文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

地検のS Sの幕引き 講談社文庫

伊兼源太郎(著者)

追加する に追加する

地検のS Sの幕引き 講談社文庫

968

獲得ポイント8P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2022/12/15
JAN 9784065298428

地検のS Sの幕引き

¥968

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/05/19

シリーズ最終巻。ついに最終決戦の時が来た。母、妹一家、同僚の仇を、吉村のバッジをとれるのか。次々と伏線が回収されていくおもしろさ。スパイが暗躍する中の黒幕との駆け引き。これでいいのか?という少々呆気ない幕引きだが、最後の伊勢の告白で、自分はまだ彼の強かさを理解できてなかったのだと...

シリーズ最終巻。ついに最終決戦の時が来た。母、妹一家、同僚の仇を、吉村のバッジをとれるのか。次々と伏線が回収されていくおもしろさ。スパイが暗躍する中の黒幕との駆け引き。これでいいのか?という少々呆気ない幕引きだが、最後の伊勢の告白で、自分はまだ彼の強かさを理解できてなかったのだと痛感した。

Posted by ブクログ

2023/01/22

「地検のS」シリーズ第3弾はシリーズ完結編。 今回も目線が変わる連作短編の形をとりながら、大筋の〈シロヌシ〉伊勢雅行vs吉村泰ニというテーマが貫かれる。 それぞれの短編では、これまでも登場していた主要人物たちの過去と彼らを貫く信念を描く。特に〈皇后〉と呼び畏れられる須黒清美の過...

「地検のS」シリーズ第3弾はシリーズ完結編。 今回も目線が変わる連作短編の形をとりながら、大筋の〈シロヌシ〉伊勢雅行vs吉村泰ニというテーマが貫かれる。 それぞれの短編では、これまでも登場していた主要人物たちの過去と彼らを貫く信念を描く。特に〈皇后〉と呼び畏れられる須黒清美の過去と伊勢雅行との直接対決描く「断」は圧巻。 組織の中の「細胞(スパイ)」がいるのが前提、二重スパイも否定できないというスリルある展開に目が離せない。そんな緊張感の中にあって、二世議員の吉村泰二の気の抜けた間抜けさ。地盤と鞄があるけど胆力も才覚もない議員が総理候補と担ぎ上げられる情けなさ。現実にもありそうな話だけに笑えない。 須黒が担ぎ上げた人物がちょっと意外だったけど、これからも伊勢がしっかり二人を監視していくことだろう。 それぞれの正義と信念がぶつかり、それが背反する時互いがどういう道を選ぶのか。正義は人の数だけあり、法律だけで白黒を決められるものではないことなど様々な思いに沈む読後でした。

Posted by ブクログ

2022/12/21

<地検のS>シリーズ完結巻。社会派で骨太な作品を志した第一作、エンタメ志向に舵を切った第二作に続き、過去の因縁に終止符を打つ最高潮の第三作となるはずが、その勢いは著しく失速。外国人技能実習生問題を盛り込むには時期遅しの感は否めず、とある登場人物をいきなり終盤戦のキーパーソンに据え...

<地検のS>シリーズ完結巻。社会派で骨太な作品を志した第一作、エンタメ志向に舵を切った第二作に続き、過去の因縁に終止符を打つ最高潮の第三作となるはずが、その勢いは著しく失速。外国人技能実習生問題を盛り込むには時期遅しの感は否めず、とある登場人物をいきなり終盤戦のキーパーソンに据え置くのも流石に無理がある。各章における視点人物の過去も後付け感が強く、作風のブレを助長しているよう。今作だけ文庫書下ろしという点からも、著者の目指した方向性は版元に却下されたと邪推をしたくなる。私的には総じて残念なシリーズだった。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品