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商社マン、エルサルバドル大使になる インターナショナル新書115
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル/集英社 |
発売年月日 | 2022/12/07 |
JAN | 9784797681154 |
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商社マン、エルサルバドル大使になる
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商社マン、エルサルバドル大使になる
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
海外に行く時、普通に観光だったらトラブルでも起きない限りまず訪問しない大使館。そこで一番偉い「大使」って何をやってるのか、というのを、自身の実体験をもとに紹介しているのが本書。 ただ、タイトル通り著者は元商社マンで、40年近くビジネスの最前線で仕事をしていた人なので、そんじょそこらの大使とは仕事へのアプローチも取り組み方もちょっと違う。その点で、「大使のお仕事紹介」のみならず、「ビジネスマンの視点から見た大使の仕事と、ビジネス界と省庁の感性の違い」について書かれている、としたほうがより正確。 第一章は大使に選任されてから派遣されるまでの話。第二章は渡航から着任までと、着任後のちょっとしたエピソード。第三章はビジネス界の常識と「お役所仕事」の違いのあれこれ。第四章から終章の第十二章までは、イベントや会食、開発協力、産業振興、パブリックディプロマシーなど、いわゆる「大使のお仕事」が個別に章を立てて紹介されている。どの章も実体験をベースに客観的に書かれていて、時折、著者個人の見解や戦略についても触れられている。 この本が出たのが22年12月で、著者が離任したのが20年11月。離任から間もない(とは言っても刊行までに2年は空いているのだが)このタイミングで、これだけの情報量のある文庫を読めたのは個人的にはよかった。エルサルバドルには仕事でも生活でも縁はないが、著者が在任時に直面していた課題やトラブルが今、どうなっているのかを調べてみたい、と思われる充実の内容。 著者の離任までの半年ちょっとがコロナ拡大と重なり、本来、この人がやりたいと思っていたこと、実際に全力を出せばやれていたはずのことができないまま、エルサルバドルを去ることになってしまったことは、読んでいる側としても勿体ないと感じるし、何よりも著者自身が誰よりも残念に思っているのだろう。
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全世界がWebで覆われた現在でも、現地に参加し対面し対話することの積み重ねで、理解、連携、レジリエンスの醸成、ビジネスと共通利益の拡大は進む。そのために、未知の仕事であっても、前向きに楽しんでやる人がいて、そういう人によって世界の健康の基礎が保たれている。楽しい手記。
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退職間際の商社マン、第2の職場の斡旋と思いきや人事に勧められたエルサルバドルの大使。官僚主義に戸惑いながら持ち前のスペイン語で奮闘する。 正直、エルサルバドルという国を良く知らなかったが国民性も食も日本に良く似ているという。 一般にあまり知られぬ大使のお仕事、認証式から各国大...
退職間際の商社マン、第2の職場の斡旋と思いきや人事に勧められたエルサルバドルの大使。官僚主義に戸惑いながら持ち前のスペイン語で奮闘する。 正直、エルサルバドルという国を良く知らなかったが国民性も食も日本に良く似ているという。 一般にあまり知られぬ大使のお仕事、認証式から各国大使との交流など。 国や文化は違えど心の交流はある。もちろん筆者のスペイン語の力が大いに貢献しているものではあるが。 3年半の大使としての奮闘記。終始明るい展開で楽しめました。
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