商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2022/12/01 |
JAN | 9784001160406 |
- 書籍
- 児童書
箱舟に8時集合!
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商品レビュー
3.7
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ノアの箱舟を題材にしたユーモラスな物語。個性的なペンギン3匹とハト1匹に、最初から最後までクスりと笑わされて、飽きることなく楽しく読める。楽しくゆるい雰囲気のイラストもいっぱいで、会話も多く、読みやすい。 どの動物も2匹まで箱舟に乗れると聞いて喜ぶペンギン2匹が、けんかしたばかりのチビペンギンのことを思う場面はほろり。チビペンギンをスーツケースに入れて箱舟に乗り込むことで、それを怪しむハトとの攻防が始まる。このスーツケースをめぐって、物語は面白おかしく進行していく。 ついにハトがスーツケースを開けるように迫るとき、スーツケースの中から「神」の声が聴こえてくる。この物語をいちだん深いものにしているのは、この場面の会話。 信仰とは何かということが、子どもにもわかりやすく、クスクス笑ってしまうような面白さの中に包まれる形で語られる。
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物語の形になっているが、読んでいて芝居みたいだなと思ったらやっぱり元は芝居だった。 雨や風、波の音で航海を表現できるし、空間は閉ざされている。登場人物は(ちょっとだけ出るノアと蝶を除き)四人(鳩一羽とペンギン三羽だから4羽)しかいない。 芝居だったら、ペンギンたちとハトの会話やド...
物語の形になっているが、読んでいて芝居みたいだなと思ったらやっぱり元は芝居だった。 雨や風、波の音で航海を表現できるし、空間は閉ざされている。登場人物は(ちょっとだけ出るノアと蝶を除き)四人(鳩一羽とペンギン三羽だから4羽)しかいない。 芝居だったら、ペンギンたちとハトの会話やドタバタが笑えたと思うし、神についての問答も面白かったと思う。ジェンダーフリーな描き方も現代的。 しかし、児童書としてこれが日本の子どもにどこまで通じるかは疑問。この笑いは初心者向けじゃないというか。神をまず信じ、長じて疑問を感じるようになったくらいの子どもはキリスト教圏には、この本の作り通り9歳くらいからいるだろうけど、日本の場合キリスト教信者も少ないから、「まず信じ」で躓いてしまう。読めてもよくわからないんじゃないか。箱舟(って表記も珍しいかも。箱船か方舟が多いように思う)の話自体知らない子どもも多いだろうし。 ノアの方舟なら、他の動物も見たいよねー。
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ある日ノアの箱舟に乗ることになったペンギンたち。選ばれたのは2羽。でもこちらはいつも3羽一緒。世話役のハトにばれないように、さてどうするか。ノアの方舟をベースにしたとても愉快で楽しいお話。でも深いんだこれが。神様、命、多様性、ジェンダー。さりげなく哲学的。でも楽しく。さすが岩波書...
ある日ノアの箱舟に乗ることになったペンギンたち。選ばれたのは2羽。でもこちらはいつも3羽一緒。世話役のハトにばれないように、さてどうするか。ノアの方舟をベースにしたとても愉快で楽しいお話。でも深いんだこれが。神様、命、多様性、ジェンダー。さりげなく哲学的。でも楽しく。さすが岩波書店。
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