じじつはじじつ、ほんとうのことだよ ちいさな かなしい じじつの おはなし

金平茂紀(訳者), ジョナ・ウィンター(文), ピート・オズワルド(絵)

• 販売会社／発売会社: イマジネイション・プラス
• 発売年月日: 2022/11/28
• JAN: 9784909809438

商品レビュー

2025/04/30

図書館にて。
絵本の読み聞かせ用に選んだ１冊。
正しいことを正しいと言うことに勇気が必要なことが、間違ってると言える世の中になってほしい。
この題名のとおり、事実は本当の事だから。
でもなかなかそれがかなわなかったときに、この本に出てくる勇敢な人になれなくても、事実が何か、どこにあるのか、これは事実なのか嘘なのか、わかる人になってほしい。
あるいはわからなくても、これはどうなのかなとか、うそは嫌だなと考えられる人になってほしい。
この本に接した子供たちがすぐには意味かわからなくても、後であれはこういうことだったのかとわかったり、どういうことなのかと考えたりするきっかけになったらいいと思う。
気が付かず借りてきたのだが、訳者が金平茂紀さんというのもなかなかの胸熱た。

追伸→上記を書き終えてから本の紹介文を読んだ。第一次トランプ政権を批判して書かれた本とのこと。そうか、と思った。怒りを感じるわけだ。
この本を知ることでこの本が書かれた理由を知り、経緯を知り、これからの世界を考え、自分の国のあり方を知り…と、この本を頭の片隅にでも置いておいて、いつか繋がっていけばいいと思う。みんながじじつを知って世界が良くなるといいのだけれど。
バタフライエフェクトの最初の羽ばたきが絵本だったら、詩的で美しいな。
そんなのんきな本ではないけれど。

2025/03/18

なるほどこういう内容だから、ジャーナリストが翻訳しているんだね。
メッセージ性の強い社会派絵本。キャラクターのデザインはかわいいけど、内容はあまり小さい子向きではない。

2025/03/11

じじつはじじつ、嘘は嘘、それでも事実は実は嘘の場合も、嘘が事実の場合もある

何を信じていいのか判断に惑わされる世の中

独占欲の強い権利が勝る世の中は怖い、

相手を思い信じ合える世の中の事実なら嘘もなくなる…かな

じじつと名乗る絵が可愛い