商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2022/11/24 |
JAN | 9784334914967 |
- 書籍
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ギフテッド
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ギフテッド
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商品レビュー
3.8
31件のお客様レビュー
ギフテッドとは、生まれつき高い知能や特定の分野で優れた才能を持つ人のこと。 この話では主人公凛子の妹の子の莉緒がギフテッドらしい。凛子は莉緒の中学受験の家庭教師を頼まれる。莉緒のギフテッドのこと、発達に問題がありそうな弟の真之介のことなど子どものいない凛子が子どもの教育問題に関わ...
ギフテッドとは、生まれつき高い知能や特定の分野で優れた才能を持つ人のこと。 この話では主人公凛子の妹の子の莉緒がギフテッドらしい。凛子は莉緒の中学受験の家庭教師を頼まれる。莉緒のギフテッドのこと、発達に問題がありそうな弟の真之介のことなど子どものいない凛子が子どもの教育問題に関わっていく。 その中で、大学の同級生やその知り合いの学習支援をしている知人とも出会う。きっと凛子の生活ではおよそ関わりがなかったような世界と。 所々で出てくる凛子が学生時代に好きだったと思われる男の子の存在は、凛子の今を作り上げた大きな存在らしい。 子どもそれぞれに合った教育、それが受けられるか否かも家庭次第か。 現在日本の教育は格差が広がっているのだろうなあ、親の教育への関心度と経済力で大きく変わってしまうのだろう。 子ども達も大変だ。
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いろんな分析や臨床があってもやっぱり従前の価値判断から外れると異常となってしまう同調圧力の強い国では、こういう理解しようとしてくれる大人の存在が大切だと思う。けどそういう人は生産性が低いとか言われても報われないんですね。
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- ネタバレ
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面白かった。ギフテッドを題材にフィクションにした点にまず興味があり読んでみたが、最後に少し呆気なさを感じるものの、読み始めから引き込まれた。 頭のいい子を持て余してしまう妹の気持ちもわからなくない。T大卒という輝かしいキャリアのお姉ちゃん登場、莉緒を相手にしながら結局は自分、森川凛子も新しい人生を歩んでいく。 初恋?流れ星の君が虐待児で、残念な結果に終わる話がちょいちょい含まれる。ギフテッドでも環境次第なのか…悲しい 凛子と同級生の綾乃さんとの飲み会での会話が面白い。 ギフテッドを、 生まれついての脳の機能として、深く学び、深く考えずにはいられない子どもなのよ p.60 特徴として、 「完璧主義で自分にも他人にも高い水準を求める」「好奇心が旺盛であらゆることを知りたがる」 「感受性が強く不安や悲しみを人一倍強く感じる」 「繰り返しや暗誦を嫌う」 「やると決めたらやり抜く」 「人々やものごとを仕切りたがる」 「権威に批判的な態度を取る」 p.61 モラルハラスメントを行う人間は、自己愛性パーソナリティ障害だと診断されることが多い、それは自分の能力を過大評価して、賞賛を求める一方、他者の能力を過小評価する傾向がある。特権意識が強く、共感性が欠如、自分の優越感のために他者を犠牲にする。 p.66 ギフテッドの子が抱える問題は、「困り感が伝わりにくいこと」 …アピールが下手で、知能が高いと自力でどうにかできてしまうことが多い。だから、他者を頼らない。実年齢以上の利発さを見せるから、周りも助けを必要としているとは思わない。p.74 落ちこぼれ ⇄ 浮きこぼれ(上にはみ出してしまう生徒のこと) p.138 若くて可愛い男なんて鑑賞すべきもので、生活を共にするのは無理があると思う。…推しとは、適度な距離でいたい。認知されるより、雲の上の存在でいてほしい。 p.171
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