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基地はなぜ沖縄でなければいけないのか 筑摩選書0241
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基地はなぜ沖縄でなければいけないのか 筑摩選書0241

川名晋史(著者)

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基地はなぜ沖縄でなければいけないのか 筑摩選書0241

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2022/11/17
JAN 9784480017598

基地はなぜ沖縄でなければいけないのか

¥1,760

商品レビュー

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2023/06/13

沖縄に関連する事項を冷静な立場で考察しているのは素晴らしいと感じた.1968年から数年間の基地問題に関する事項は記憶にあるものが多く、当時の社会情勢と反対運動がある意味でうまく連動していたのではないかと思った.現在の素っ気ない雰囲気とはかなり違ったものだったのだ.本土に多数存在し...

沖縄に関連する事項を冷静な立場で考察しているのは素晴らしいと感じた.1968年から数年間の基地問題に関する事項は記憶にあるものが多く、当時の社会情勢と反対運動がある意味でうまく連動していたのではないかと思った.現在の素っ気ない雰囲気とはかなり違ったものだったのだ.本土に多数存在していた基地(1952年 本土:沖縄 90: 10))が沖縄に集約された経緯は、"基地問題は本土の「身代わり」となって沖縄が引き受けた”ということになる.首都圏の基地を撤去した「関東計画」(1973.1~76.3)がその中身だ.1978年で26:74に比率に変わっていた.アメリカと日本、さらに沖縄県の三者協議がこの問題の筋道を開く手立てではないかと感じている.

Posted by ブクログ

2023/05/23

沖縄旅行で、軍用地を扱う不動産屋が目につき、また改めて基地が身近にあることを実感して本書を手に取った。東京にも横田基地があって、まぁ近くまで行けばさすがに存在感あるけれど、普通に暮らしていてそれを実感することは多くない。それが筆者のいう「隠されている」ことであり、あとは規模による...

沖縄旅行で、軍用地を扱う不動産屋が目につき、また改めて基地が身近にあることを実感して本書を手に取った。東京にも横田基地があって、まぁ近くまで行けばさすがに存在感あるけれど、普通に暮らしていてそれを実感することは多くない。それが筆者のいう「隠されている」ことであり、あとは規模によるものなんだろう。20年前だったら素直に不要と言えたかもしれないけれど、最近はそうは言いにくい。地政学的に沖縄が重要なのはそうなのだが、結局のところ投資したものを維持すること、移転にもコストがかかることでそのままになっている側面も。他国では協定であらかじめ基地の場所を定めるが、日本では協議によって基地の場所を定めることができるということになっているという差異が面白かった。あと、今は日本に返還されていて民間が使っている土地も、もとはアメリカが使用していた土地だったりしたことを知り、思った以上に色々あったんだなと驚いた。私が物心つく頃にはそういうことはほぼなかったけれど、親世代とかはまだまだ日本が敗戦国から、どんどん成長して、色々返還されて、というのを見てきたんだなと。祖父母世代はもっと。見ている世界が違うのは当たり前だ。。。

Posted by ブクログ

2022/12/19

沖縄への米軍基地の集中が続く。日本における同基地の面積の七割強がこの地にある。米兵による事件、米軍機などによる騒音被害は沖縄の社会・経済に深刻な影響を与え、選挙を通じて示される沖縄の民意は、基地の集中を拒絶している。にもかかわらず、長きにわたり解決策を見出せずにいる。そもそもなぜ...

沖縄への米軍基地の集中が続く。日本における同基地の面積の七割強がこの地にある。米兵による事件、米軍機などによる騒音被害は沖縄の社会・経済に深刻な影響を与え、選挙を通じて示される沖縄の民意は、基地の集中を拒絶している。にもかかわらず、長きにわたり解決策を見出せずにいる。そもそもなぜ、沖縄に基地が集中し、それが続くのか。その経緯を明らかにし、地理的な必然とも、安全保障をめぐる戦略上の必然とも言い切れないことを示す。その上で、基地問題の「解決」へと一歩を踏み出すための選択肢を提示した決定的な書! 第1章 基地をめぐる揺らぎ ジョンソン・マケイン計画 基地再編計画  第2章 「日本防衛」―日米それぞれの思惑 軍部の反発 米国海軍省の青写真 サイミントン委員会 第3章 視界から遠ざかる基地 背広組と制服組の主導権争い プロブレム・フリー  国防総省の再編計画 関東計画 第4章 成長する基地 システムとしての基地ネットワーク 経路依存 地理的な理由 第5章 基地問題の解決につながる政策とは? 基地の不可視化 三者間協議 基地の多国間主義 終章 日本の基地問題、その展望 集中 固定化 現状維持バイアス

Posted by ブクログ

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