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奉還町ラプソディ
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奉還町ラプソディ

村中李衣(著者), 石川えりこ(絵)

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奉還町ラプソディ

1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 BL出版
発売年月日 2022/11/11
JAN 9784776410614

奉還町ラプソディ

¥1,760

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2023/10/05

奉還町商店街の人たちの、いろんなお話。さとし目線の、サラッと読める優しい文章。 ところどころカラーのページがあって、幼年童話みたいで読みやすい。

Posted by ブクログ

2023/07/24

岡山県人のこころの故郷的な商店街、奉還町商店街が舞台の児童文学である。岡山駅の裏玄関、西口を出ると奉還町商店街がある。地元の人しか歩いてはないけど、県人ならば美味いラーメンやお好み焼きを求めて、学生の頃一度は訪れたはずである。古いとは思っていたけど、その始まりは「奉還」つまり大政...

岡山県人のこころの故郷的な商店街、奉還町商店街が舞台の児童文学である。岡山駅の裏玄関、西口を出ると奉還町商店街がある。地元の人しか歩いてはないけど、県人ならば美味いラーメンやお好み焼きを求めて、学生の頃一度は訪れたはずである。古いとは思っていたけど、その始まりは「奉還」つまり大政奉還時まで遡るとは知らなかった。 たくさんのお店が登場するけど、名前もキャラも作者の創作には違いない。古いたね屋さんは岡山後楽園近くにはあっても、此処にはない。現代に生き残りを模索する、古い商店街(お年寄りが多く登場)のあれやこれが描かれる。主人公は、福岡からの転校生さとしくんと、新参のまんじゅう屋さんのあつしくん。著者も山口から岡山に移り住んだノートルダム清心女子大学教授だから、さとしくんの目線で奉還町の行末を見守っている。 村中さんは坪田譲治文学賞受賞者だ。坪田譲治は、奉還町のちょっと側に住んでいた有名な児童文学者であるけど、その風土があるせいか、さとしくんとあつしくんは、なんとなく少年として生き生きとしている。もう一つ、実在の場所も出てくる。理容店のおじちゃんがやっているラジオ体操の会場を國神社に設定しているのだ。実際には、商店街からかなり離れたところにあるし、文中言及しているけど、かなり急で長い階段があるので、ちょっと無理な設定なのでは?と訝しがったのではある。実は此処は、戦中永井荷風が疎開中に何度か登り、灰燼に帰した岡山市街を眺めた場所なので、いつかは登らなくては、と思っているところだ。本の中に溶け込む、石川えりこさんの絵、絵本じゃなくて、小説でもない。児童文学をつくっている。こんな本を久しぶりに紐解いた気がする。 最後は、あつしくんお兄さんの企画で、おじいちゃんおばあちゃん主役の商店街「擬似」結婚式が開かれた。沢山の人がやって来る。今や明治以来の老舗店舗のおっちゃんだけじゃなく、あつしくん家のような新参者、外国向け店舗や外国人労働者、学生仕立てのウエディングドレス、若者の音響、山岳救助隊の演奏、小学生の合唱、正に雑多な地元の人々が集まってゆく。実際彼らが奉還町商店街を担っている。いろんな想いを乗せて、奉還町商店街、ずっと続いて欲しい。 借買無 乱読さんのレビューで本書に気がついた。感謝。

Posted by ブクログ

2023/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

山口から岡山に引っ越してたさとしが、学校で友だちになったあつしを通じ、奉還町商店街のクセはさ良いが温かい人たちと交流していく様子が描かれた児童書。 さとしやあつしと大人、特に、おじいちゃん、おばあちゃんたちとのやり取りに、クスっと笑ったり、心がふっと温かくなるのを感じたりする話が多く、期待していた以上に面白かった。 個人的には、特に次の二つの章がよかった。 ・亡くなったご主人との思い出の明太子を買うために、わざわざ博多まで出かけるナミばあに、さとしとあつしが同行し、初めは面倒だと思いつつも、ナミばあを思いやる二人の様子を描いた"ナミばあ、いく"。 ・認知症ながら昔の満州での記憶はあるみつさんが、中国人が営むカフェで、"まんとう"を食べ、意識が満州時代に飛んで中国語で感想を話すエピソードを描いた、"ツァイツェン"。 奉還町は昔、同級生が住んでいた地域で、そのタイトルに惹かれて読んだが、その地名の由来(大政奉還のときに、大名が武士たちが新たな仕事を始められるように奉還金を配ったことでできた商店街だから)は初めて知った。

Posted by ブクログ