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この世の喜びよ
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この世の喜びよ

井戸川射子(著者)

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この世の喜びよ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2022/11/10
JAN 9784065296837

この世の喜びよ

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商品レビュー

2.9

223件のお客様レビュー

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2023/12/11

静謐で味わい深い物語世界

2022年下半期第168回芥川賞を受賞した表題作を含む3作品を収録した短編小説集である。表題作では、子育てを終えた、大きなショッピングセンターの喪服売り場で働く女性店員が主人公であり、文中では「あなた」と表記される。職場に隣接するフードコートで毎日夕方から暗くなるまで時間を潰して...

2022年下半期第168回芥川賞を受賞した表題作を含む3作品を収録した短編小説集である。表題作では、子育てを終えた、大きなショッピングセンターの喪服売り場で働く女性店員が主人公であり、文中では「あなた」と表記される。職場に隣接するフードコートで毎日夕方から暗くなるまで時間を潰している中学生の少女との、店員と客との関係を越えた屈託のない交流を中心に、「あなた」の繊細な心の動きが、子育ての思い出などとともに丁寧に掬い取るように描き出されていく。独特な文体と相まって、静謐で味わい深い物語世界が広がっている。

fugyogyo

2026/01/25

きっと井戸川射子は彼女の生きている時間を、子育てを、生理を、大型デパートの中を、団地を、住宅展示場での宿泊を、キャンプを、言葉にしてそっと毛糸の束のようにポケットへしまっておけるのだろうと思った。だから言葉も物語も糸のように柔らかに繋がっていて、そして毛糸の玉が転がるようにどこへ...

きっと井戸川射子は彼女の生きている時間を、子育てを、生理を、大型デパートの中を、団地を、住宅展示場での宿泊を、キャンプを、言葉にしてそっと毛糸の束のようにポケットへしまっておけるのだろうと思った。だから言葉も物語も糸のように柔らかに繋がっていて、そして毛糸の玉が転がるようにどこへ導かれるかはわからない。これは彼女の体から作られた物語だから、これから先の小説でもきっと大きな事件は起きない。なぜなら殺人事件がなくても、ただ生きていることはこんなにも大きな物語の連続だからだ。 あるのは日常会話の持つ曖昧さ、過去を思い出している間にも相手を気にせず進む会話。会話の端の言葉が引っかかって、全然関係ないことを思い出してはふと呟いて広がるパッチワークのような会話。それは包み隠さず全て僕らの普段の言葉だろう。

Posted by ブクログ

2026/01/19

私は好きな文章だった。 分かりづらいところもあったけど。 同じような悩みを持つ母親として。共感できるところもあって。 子供たちの暑さ寒さの心配までしてみたいな。私って3人分人生生きてるの?って思う時あるから。 マイホームはあまり好みじゃなかったな。

Posted by ブクログ