エロ2.0 「月収4000万円」Pornhuberが実践した「欲望を共有する」最速ファンマーケティング

えむゆみカップル(著者)

• 販売会社／発売会社: 飛鳥新社
• 発売年月日: 2022/11/08
• JAN: 9784864109215

商品レビュー

2024/11/21

2024年11月21日読了。各種SNSにセクシー動画を投稿し多くの会員を持つ「Pornohuber」であるカップルの著書。タイトルから「エロの新時代が来たのか？？」と思うがやってることは新しいことではない。彼らが食っていけるのは、日本人カップルによるエロ配信が珍しいころに第一人者となれた＝運もあるが、他の動画のリサーチ・自分たちのやれることやらないことの明確化・視聴者の嗜好に沿うようトライアルを繰り返す、など地道な活動の結果なのだと思う…誰にでもできる簡単なことでは決してないよこりゃ。配信者がリアルのカップルでありその間に強い信頼関係があることが、人からとやかく言われがちな「エロ」の分野でぶれない活動をしていくために重要な要素なのだろう。

2023/04/30

自分たちのセックスをネットに上げて収入を得ているカップル。彼らは自分たちをYouTuberに準えてPornhuberと名乗っている。

何故、自分たちのセックスをコンテンツにしようと思ったのか。ファンマーケティングやセルフブランディングについて、パートナーとのセックスのあり方など、この1冊でアダルトコンテンツのあり方から性教育まで学ぶことができる。

私はえむゆみカップルのことは「演技だらけのAVより、顔出し無しでいいからリアルなセックスが観たい！」ってことで探して見つけた。まさか本が出るくらい有名になったなんて、と本書を読んだが内容はちゃんとしたビジネス本＋αだった。

失礼ながら、本書を読む前は、ただ自分たちのセックスで金稼ぎしようとしている承認欲求の高いカップルだ思っていた。しかし、弁護士つけてまで法律をしっかり守っていること、りょーちんのリサーチや市場研究への意欲が強いこと、アダルトコンテンツのあり方に想いがあることに驚かされた。

また、お互いに相手を思いやりながらセックスをしているというのを読み、ただの目立ちたがり屋ではないことを知った。収益を第一としてないから、どちらかがセックスに乗り気でないなら撮影をしないとか、なんて素敵なカップルなのかと感動すら覚えた。

テレビがYouTubeに負けつつあるように、アダルトコンテンツもプロがつくったAVから、こういう素人のつくったものに取って代わられるようになる気がした。AVのような台本と演技でできたプロレスのセックスより、演技なしのカップルの秘め事を覗き見するようなことにエロスを感じる人がいるはず(私はこっちタイプ)

新しいアダルトコンテンツのあり方「エロ2.0」が始まっていくのだと本書を読み感じたし、それはとても面白そうだなと思った。

あと、エロ規制の強さがTwitter＜YouTube＜Instagram＜＜＜TikTokだというのが興味深かったw

2023/02/07

以前から本屋で独特の雰囲気を出してた本書。読むきっかけはYouTube『謎解き統計学 | サトマイ』チャンネルで紹介されていたから。

すごい時代に突入したもんだ。出会い方すごいな。令和の形なのかもしれない。いわゆるZ世代、

内容は文量含めてかなり薄い。part1が本書の肝で、他は読まなくても問題なしな内容。結局、ビジネスカップルの域を超えないこと、規制やライバルがいろいろ登場した今をどう生き抜くか、そして瞬間風速の稼ぎ方から長い目線の移り方、と今後の展開の前段階に留まってしまっている印象が強い。