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指輪物語 最新版(4) 二つの塔 下 評論社文庫
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指輪物語 最新版(4) 二つの塔 下 評論社文庫

J.R.R.トールキン(著者), 瀬田貞二(訳者), 田中明子(訳者), 寺島龍一(絵)

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指輪物語 最新版(4) 二つの塔 下 評論社文庫

990円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 評論社
発売年月日 2022/10/19
JAN 9784566023925

指輪物語 最新版(4)

¥990

商品レビュー

4.2

7件のお客様レビュー

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2026/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんて愛おしいホビットなんだ、サムワイズ・ギャムジー……。一巻の初登場のとき、ちらっとでも裏切りそうとか思ってほんとうにごめんなさい。庭師が主人に抱く忠誠心どころではない。愛だ。 これまでの物語のなかでも、心に残った場面の多い巻だった。ぜんぶサム絡みなんだけども。 とくに印象的だったのは、シチューを食べたあとにフロドとサムが眠ってしまって、そこへゴクリが現れるところ。仲睦まじく眠る二人を見て、ただの老ホビットのような顔つきになったというゴクリがなにを思ったのか、考えるほど味がする。あのときサムの対応が違ったら、その後のゴクリの裏切りもなにか変わったのだろうか? ……うーん、やっぱり結果は変わらなかったかもしれないけど、なにかゴクリの心に引っ掛かるものは残ったかもしれない。 ゴクリがここまで一行に関わることになるともまったく思ってなかったので、新鮮で楽しかった。

Posted by ブクログ

2026/04/12

再び中つ国へ――。 上巻ではアラゴルン一行とサルマン一派の戦いが描かれましたが、下巻ではフロドとサムの物語へ。 決してとっつきやすい話ではないはずなのに、気づいたらぐんぐん栞の位置が進んでいきます。 この巻の見どころはなんといっても、サムの献身ぶりでしょう。 およそただの庭師と...

再び中つ国へ――。 上巻ではアラゴルン一行とサルマン一派の戦いが描かれましたが、下巻ではフロドとサムの物語へ。 決してとっつきやすい話ではないはずなのに、気づいたらぐんぐん栞の位置が進んでいきます。 この巻の見どころはなんといっても、サムの献身ぶりでしょう。 およそただの庭師とは思えない、もはや王様に仕える騎士のそれです。サム、あんたすごい奴だよ。 しかしそれはそれとして……苦しいです、ずっと(´-ω-`) フロドとサムには、早く安全なホビット庄の暖かい布団でぐっすり寝て朝日と共に起きてたっぷりの食事を摂ってほしい。庭仕事をしたりお散歩したりして、夜になったら友人たちと食卓を囲んで飲んで騒いで歌ってほしい。 そんな情景を心に思い浮かべながら、この苦しすぎる旅になんとかついていっています。 しかし、ひたすら絶望しかない旅路だからこそ、時折差す希望という名の光が眩しい。 本当に久々のレンバス以外の食事だった「香草入り兎肉シチュー」だったり、ファラミルとの出会いだったり……。 そして主人公にしては出番が多くないフロドですが、ファラミルとの会話などから、旅を通して精神的に円熟したところが見られて驚きました。 他のキャラと比べて内面が語られることが少ないので、その胸中に何があるのか……。 映画も含めて、この先の展開をまったく知らずに読み進めているので、純粋な気持ちでハラハラしたりホッとしたりできるこの読書体験が、とっても楽しいです。 どうやら指輪所持者の使命は達成されるようですが……さて、第三部へ!

Posted by ブクログ

2025/04/04

映画と比べてだいぶ構成が異なっている。『二つの塔』上巻ではガンダルフらの勢力とサルマンの勢力が戦う場面を描き、下巻ではゴクリ(ゴラム)と出会ったフロド&サムの旅路を、と完全に切り離している。さらに言えば、映画版だとファラミアから解放されてフロド・サム・ゴクリのトリオ(と言っていい...

映画と比べてだいぶ構成が異なっている。『二つの塔』上巻ではガンダルフらの勢力とサルマンの勢力が戦う場面を描き、下巻ではゴクリ(ゴラム)と出会ったフロド&サムの旅路を、と完全に切り離している。さらに言えば、映画版だとファラミアから解放されてフロド・サム・ゴクリのトリオ(と言っていいのか知らんけど)が再び出発する場面で第二部の幕となるけど、原作だとその先の、フロドが蜘蛛に捕まるところまで描かれていた。 『旅の仲間』に比べると全体の印象は暗め。指輪保持者であるフロドよりも他の誰かしらが話を回している感があり、その分余計にフロドの重責が半端ないものなのだと想像する余地を作り出しているように感じた。 フロドよりもサムの方が勇者気質がある点。サウロンら闇の勢力との戦いの場に赴くグループにフロドが全く加わらない点。何かを手に入れるための旅ではなく、捨て去るための旅であるという点。捨て去ることこそが最大の試練であるという点。 ここには、戦場における英雄とはまた別軸の英雄が、つまり、どこにでもいる誰かの営みや勇気が世界を変える力となる――そのような意味が込められていると私は感じる。それは、本作の影響を受けて作られた数多くの英雄譚において、どこかで抜け落ちてしまった要素だ。ハイ・ファンタジー小説のもっとも権威ある作品がそのような視点を持って書かれていたのだということを知ることができてよかった。

Posted by ブクログ

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