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ロザリーのひみつ指令
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ロザリーのひみつ指令

ティモテ・ド・フォンベル(著者), 杉田七重(訳者), イザベル・アルスノー(絵)

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ロザリーのひみつ指令

1,430

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 あかね書房
発売年月日 2022/10/15
JAN 9784251073136

ロザリーのひみつ指令

¥1,430

商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

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2025/08/12

5歳の女の子・ロザリーのお父さんは長い戦争のせいで戦地に赴き、お母さんは軍需工場で働いている。そのため、ロザリーは年上のお兄さんたちが学ぶ学校の教室で日々を過ごしている。そんなロザリーは、自分にある秘密の"任務"を課していて…。 幼い女の子・...

5歳の女の子・ロザリーのお父さんは長い戦争のせいで戦地に赴き、お母さんは軍需工場で働いている。そのため、ロザリーは年上のお兄さんたちが学ぶ学校の教室で日々を過ごしている。そんなロザリーは、自分にある秘密の"任務"を課していて…。 幼い女の子・ロザリーの目を通して、戦争の悲しさについて考えることができる絵本。ロザリーが課している"任務"とは何だったのかが分かるとき驚きとととに切なさもある。特に、ロザリーが父からの手紙を1人の家でじっと眺めている挿し絵は、ロザリーの悲しさまで伝わってくる切ないものだった。 ただ、この物語のなかで、ロザリーを学校で預かることを申し出た校長先生や、ロザリーを探してくれた学校のお兄さんたちのように、苦しい戦争中であっても人が人を思いやる余裕のあったのがせめてもの救いだった。

Posted by ブクログ

2025/03/03

ロザリーのお父さんは、戦争に行っている。お母さんが仕事に行っている間、ロザリーは学校の教室の後ろでノートに絵を描いて過ごす。本当はロザリーはまだ学校へ行く年齢ではないのだが、校長先生が特別に教室に入れてくれている。毎晩、お母さんは戦場から届いたお父さんの手紙を読んでくれるのだが…...

ロザリーのお父さんは、戦争に行っている。お母さんが仕事に行っている間、ロザリーは学校の教室の後ろでノートに絵を描いて過ごす。本当はロザリーはまだ学校へ行く年齢ではないのだが、校長先生が特別に教室に入れてくれている。毎晩、お母さんは戦場から届いたお父さんの手紙を読んでくれるのだが…。 カラーの挿絵があり、小型で薄い本なので小さい子向きかと思われてしまいそうだ。だが、中身の深いお話だった。ロザリーのような子どもがいない世界を…。

Posted by ブクログ

2024/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

〝お母さんは戦争が始まってから、ずっと軍需工場で働いていてて、お父さんは戦地で戦っている。あたしはもう赤ちゃんじゃないから、お母さんが働いている間、近くの学校の教室の片隅に坐って、お母さんのお迎えを待っている。小さなノートを広げて・・・。あたしロザリーは、自分に指令を出し、秘密の任務につく「大尉」になり、敵を見張りながらノートの上で作戦を練っている・・・〟 戦争の暗い影に怯えながら毎日を生き、真実を切実に望んだ少女ロザリ-の姿、悲しみに耐えながら娘に寄り添う母親の愛情、学校の先生や生徒たちの思いやりが、切なく心にしみわたる珠玉の物語。

Posted by ブクログ

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