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理数探究の考え方 ちくま新書1689
946円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2022/10/11 |
JAN | 9784480075116 |
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理数探究の考え方
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理数探究の考え方
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
探究が小中高のキーワードになり、高校では物化生地のほかに「理数探究」という科目が取り入れられた。数学と理科の知識や技能を総合的に活用して主体的な探究活動を行うもの。新しい科学のアプローチとして、「理数探究」と「サイエンスコミュニケーション」の本質を伝える本だという。 「理数探究...
探究が小中高のキーワードになり、高校では物化生地のほかに「理数探究」という科目が取り入れられた。数学と理科の知識や技能を総合的に活用して主体的な探究活動を行うもの。新しい科学のアプローチとして、「理数探究」と「サイエンスコミュニケーション」の本質を伝える本だという。 「理数探究」のアプローチには、社会とのつながり、数学との融合、物化生地の垣根を超えたつながりなどを大切にすることがある。この点は納得。具体的な「探究」の手法として、大学の研究などを事例に、高い専門性にも応用できる基本的な手法が説明されている。この点は特に新しいと感じられないが、普遍的だということか? サイエンスコミュニケーションとは、どうやって人に伝えるか、特に一般の人に向けて、正しく科学を伝えるには、ということらしい。分かりやすい例として、新型コロナの統計数値やら、新型コロナワクチンの効用と副作用を理解してもらえない、などが挙げられている。 ほかに、特に新しいかつ重要な分野だからこそ、教える人が重要、それを育てることも大切、など、いい話がポツポツ出てくるが、どうも上から目線な説明が多いのが気になる。これじゃダメだとか、なぜこうならないのか、とか。
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著者の石浦先生とは、15年ほど前、一度だけですが、仕事でご一緒させていただいたことがあります。 当時は東大の教授をされており、非常にお話の上手な方でした。 ちなみに、当時の、東大教授としての石浦先生の課題意識として、東大の学生の多様性のためにも、地方の優秀な高校生や、女子に、東大...
著者の石浦先生とは、15年ほど前、一度だけですが、仕事でご一緒させていただいたことがあります。 当時は東大の教授をされており、非常にお話の上手な方でした。 ちなみに、当時の、東大教授としての石浦先生の課題意識として、東大の学生の多様性のためにも、地方の優秀な高校生や、女子に、東大に入ってもらいたい、というものがあったようです。 また、その解決のためにいろいろと動いていたそうですが、なかなかうまくいかない、という話を聞かせてくれました。 本書は、現在の石浦先生の課題意識である、日本のサイエンス・リテラシーの向上に向けた提案、といえると思います。 20年ほど前に、ある方から、「日本の理数離れは、小学校の先生が文系であることが大きく影響している」という話を聞いたことがあるのですが、石浦先生も本書の中でそのことを述べていますし、自分自身も、そのようなことを感じた経験を持っています。 この点については、これからの日本のためにも、改善すべきことだと思います。 話は少し変わりますが、個人的には、現在の小中高の教科書は、食事でいうとサプリメントのようなもので、必要な要素(栄養素)は含まれているが、味気ない、と思っています。 理数離れの立て直しのためにも、必要な栄養素を、おいしい料理として摂取できるような教科書が必要だと思いますし、あるいは、今の教科書であっても、うまく料理ができる先生の育成が必要だと思っています。 そして、石浦先生がおっしゃるように、サイエンス・コミュニケーターの育成も、理数離れ改善のカギになるような気がしています。
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高等学校学習指導要領改訂に伴う「理数探究」設置を引き合いに出し、学校教育における理科系授業を紹介。時折質問が飛び出し、大人の読者の理数の素養を試され、ドキリとさせられる。 第4章の「サイエンスコミュニケーション超入門-アウトプットのお作法-」は、プレゼンやレポートの組み立て方など...
高等学校学習指導要領改訂に伴う「理数探究」設置を引き合いに出し、学校教育における理科系授業を紹介。時折質問が飛び出し、大人の読者の理数の素養を試され、ドキリとさせられる。 第4章の「サイエンスコミュニケーション超入門-アウトプットのお作法-」は、プレゼンやレポートの組み立て方など一般社会人にも参考になる。
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