商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2022/10/07 |
| JAN | 9784022518378 |
- 書籍
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君のクイズ
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君のクイズ
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商品レビュー
3.5
1461件のお客様レビュー
小説としての面白さはもちろん、競技クイズの面白さがこれでもかってくらい詰め込まれていた。 以前からYouTubeでクイズノックやカプリティオチャンネルをよく見てたし、「みんなで早押しクイズ」通称「みんはや」というアプリに一時期ハマっていた身としては、主人公のクイズ愛に感動しなが...
小説としての面白さはもちろん、競技クイズの面白さがこれでもかってくらい詰め込まれていた。 以前からYouTubeでクイズノックやカプリティオチャンネルをよく見てたし、「みんなで早押しクイズ」通称「みんはや」というアプリに一時期ハマっていた身としては、主人公のクイズ愛に感動しながら読んでいた。 クイズに詳しくない人でも、わかりやすく説明しているので、納得感はあると思う。 刺さった箇所を抜粋 『ピンポンという音は、解答者だけでなく、出題者も肯定する音なのだ。解答者の世界と、出題者の世界が重なり合って、答えがひとつに確定する。これこそがクイズの醍醐味だ』 これほど的確な表現があるだろうか。 素人ながら、みんはやにハマっていた時クイズを作ったことがある。みんはやは、自分の作ったクイズを出題して遊ぶ機能があるのだ。 私は「くまのプーさんクイズ」を作った。 誰でも答えられるような簡単な問題だ。 意地悪な問題で引っ掛けるとかは考えない。出題者は正解してほしくて作るのだ。 私は、「はちみつ」が答えになる問題を作った。プーさんの大好物は?で落とせば、誰でも答えられるから。 なので、私は「プーさんの大好物」の前に、「乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、一歳未満の子どもには与えないよう推奨されている、」と付け加えた。 みんはやでは、参加者がどのタイミングでボタンを押したかを知ることができる。 乳児ボツリヌス症はクイズプレイヤーでなくても知ってる人は多いので、プーさんの大好物が出てくる前にボタンが押されることは多かった。 何度かクイズをやる中で、「乳児ボツ」くらいでボタンを押した猛者がいたのを今でもよく覚えている。 プーさんというテーマは最初から掲げていたので、おそらく張っていたのだろう。 その猛者がさらりと正答して、私はものすごく嬉しかったし、大興奮した。 こんなクイズど素人の私でも、この小説の『ピンポンという音は出題者も肯定する音』という表現に、心が動いた。 顔も名前も知らない誰かとその瞬間プーさんの世界を共有して、肯定された気持ちになったんだな、と今になって振り返る。 他にもたくさんおもしろポイントがある。 主人公の純粋なクイズ愛を通じて、ひとりの人間の青春を追体験しているような感覚を味わえた。 ストーリーの主軸は、「なぜ問題文が読まれる前に相手は正解できたのか」を探ることなのだが、それを忘れるくらいの深みがあった。
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全体的にとても読みやすい小説で、クイズ番組を好んで視聴する層におすすめ。自分がクイズをする側の人間ではないため、専門用語など勉強になった。 ただし一点…物語全体で丁寧にクイズを解説していた分、正直最後はあっさりとした、拍子抜けする終わり方だったのが残念。 普段から犯罪を題材とした...
全体的にとても読みやすい小説で、クイズ番組を好んで視聴する層におすすめ。自分がクイズをする側の人間ではないため、専門用語など勉強になった。 ただし一点…物語全体で丁寧にクイズを解説していた分、正直最後はあっさりとした、拍子抜けする終わり方だったのが残念。 普段から犯罪を題材としたいわゆるミステリー系の物語を読むので、「果たしてこれは"ミステリー小説"なのか」と疑問はありつつも、「謎を紐解いていく」という点では間違っていないのかもしれない。
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「君のクイズ」クイズ番組を通して、自分の人生を振り返っていき、それが正解になっていく。 人生というクイズを生きてきて、 また正解に導く! とっても面白かったです。
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