切手デザイナーの仕事 日本郵便 切手・葉書室より

間部香代(著者)

• 販売会社／発売会社: グラフィック社
• 発売年月日: 2022/10/11
• JAN: 9784766137163

商品レビュー

2024/06/26

執筆時点で日本に８人しかいない切手デザイナー。その８人、一人ひとりに丹念に取材し、その仕事ぶりや人生を描き出している。
小さな切手の背景に、こんな切手デザイナーたちのこだわりや丁寧な仕事があったのだと感心した。一人ひとりの切手デザイナーのキャラクターが浮彫りになっていて、人間ドラマとしても、とても興味深かった。切手デザイナーという仕事の面白さ、奥深さがよく伝わってきた。
小さい頃、記念切手を集めていたことがあったが、切手デザイナーのことを思い浮かべながら、また気に入った切手があったら買ってみようかと思った。

2024/05/20

面白かった！！
タイトルから想像した本と違って。
何より衝撃だったのは日本の切手を
デザインしているデザイナーがたったの８人
しかいないこと！！！！！

そして、私の想像ではデザインされた切手の
構成について詳しく書かれているのだと思って
いたのに、８人のデザイナーさんそれぞれが
デザイナーになったいきさつ、デザインした
切手について写真を交えて書かれていたこと。

私は絵を描くセンスはないけれど
切手デザイナーってとっても魅力的。
デザイナーさんの話の中で印象的だったのは
後輩デザイナーへのアドバイスは
「消極的なデザインをしなさい。誰でも好む
誰でも使えるものを。」
「会社で出た意見は、聞き入れるようにしています。自分の意見を通す＝他の意見を聞かない、ではない。ー（中略）もらった意見はありがたいと思っています。」

みんなが使う切手だからこその配慮。気づかされた。

2024/03/26

切手という小さな世界にこめられた、デザイナーさん一人一人の情熱がすごく伝わってくる。
ぽすくまを作るのに裁縫してくれる方を探したり、プライベートの旅先でも切手のデザインを描いたり、描くために食べ物を食べに行ったり…。ここまでできるのは、"切手デザイナーという仕事が本当に好きだから"だと思った。
また、切手の印刷方法、色やフォントのルールを知ることができて面白かった。
今、手元にある切手を一枚一枚、見返そうと思う。