商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2022/09/30 |
JAN | 9784488028763 |
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仕掛島
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仕掛島
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岡山の名士が亡くなり、遺言に従って瀬戸内の離島に集められた一族の面々。球形展望室を有する風変わりな別荘・御影荘で遺言状が読みあげられた翌朝、相続人の一人が死体となって発見される。折しも嵐によって島は外界から孤絶する事態に。幽霊の目撃、鬼面の怪人物の跳梁、そして二十年前の人間消失...
岡山の名士が亡くなり、遺言に従って瀬戸内の離島に集められた一族の面々。球形展望室を有する風変わりな別荘・御影荘で遺言状が読みあげられた翌朝、相続人の一人が死体となって発見される。折しも嵐によって島は外界から孤絶する事態に。幽霊の目撃、鬼面の怪人物の跳梁、そして二十年前の人間消失――続発する怪事の果てに、読者の眼前に驚天動地の真相が現出する! 本屋大賞作家が満を持して放つ、謎解きの興趣とユーモアあふれる本格推理長編。 東川篤哉の作品は、あまり読んだことがないけど、なんだか軽いかんじというかライトノベルみたいなかんじのノリもあったりして、なんだか読みやすいようなかんじだった。まぁ、ちょっとその軽いノリみたいのが、たまにうんざりするところはあったけど、まぁテンポよく話が進んでいったのではないかなと思ったりもした。 岡山の名士が亡くなり、その遺族が遺言書に基づいて、別荘がある瀬戸内海の孤島に集まる。なぜか、そこには20年前に音信不通となった甥っ子もいる。この甥っ子、なんか癖がある感じだし、遺族も本人もなんで呼ばれたのか分からないかんじ。 そもそも、この別荘がある孤島に集まるのだって、ちゃんとした場で「遺言書パート1」なるもので、「パート2は別荘で全員が集まった時に開示」っていうのだから謎すぎる。 パート1の遺言書発表のときなんて、なんだか金田一耕助シリーズの「犬神家の一族」みたいだったし。岡山だし、ちょっと雰囲気あった。犬神家の一族は岡山じゃないけど。 まぁ、当たり前のように殺人事件が起きて、探偵が調査に乗り出すんだけど、最初の頃はやる気満々だったのに、それが誰も依頼していない=金にはならないって分かったら調査をやめる探偵って、本当に初めて見た。確かに、冷静に考えてみると、こんなクローズドサークルで誰も依頼していないのに、探偵は嬉々として事件を調査するけど、それって探偵の性分みたいなもんだろうけど、苦労してたまには危険な目にあったり、助手が襲われたりしても、それって何の一銭にもならないんだよね。それに気がついたこの探偵すごいなって思った。 だけど、結局、この事件の調査に乗り出さなければならなくなり、弁護士の沙耶香を助手に聞き込みだったり、捜査をしていくんだけど、やっぱり少し危険な目にあったりする。あの丸太橋を越えるシーンは、私だったら無理だなぁと想像してしまった。よく渡れたな、沙耶香さん…ってなった。 解決までけっこうあって、少し中弛みというかページが進まないところもあったけど、解決編になった瞬間に、驚きな展開が待っていた。あのシーンって意外な伏線だったのね…とか思ったし、一瞬、これってファンタジー系なミステリーなの?とか思ったけど、そんなことなく、ちゃんとしたミステリーだった。 だけど、彼のご両親の気持ちを思うとなんだか…ってなる。彼もある意味被害者だし、どうか刑が軽く済めばいいなぁと思ったりした。 探偵と弁護士の活躍はこれでおしまいかもしれないけど、なんとなくまたどこかでこの2人のワチャワチャが見たいなとも思った。どこかの孤島か山荘に閉じ込められて、仲良く喧嘩しながら事件を解決してほしいなと思ったり。 2024.7.28 読了
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「館島」の続編だったらしい。といっても館島の内容は全然覚えていなかったが。 東川さんらしい軽いノリの小説。クローズドサークルなのに…
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斜めに建てられた塔は、必ず何か意味があるとは思ってたけど、まさかこういう事とは…驚きでした。 そしてどこか横溝正史の『獄門島』みがあり、意外な真相も新鮮でした。
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