商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/09/29 |
JAN | 9784065293508 |
- 書籍
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あなたへの挑戦状
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あなたへの挑戦状
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商品レビュー
3.7
66件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分にも解けないか、考えながら読んでいたがタイトルはそういう意味だったのか!と挑戦状を開封して驚いた。 著者2人のほかの作品は未読だけど、両方のファンは垂涎ものだと思う。執筆日記にはやみね先生と松原先生の競作(いつも心に好奇心!)の話が出ていて、同世代かも…!と思うとわくわくした。
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これは、お互いの作者が謎だけ出してそれを元に作った話。 "水槽城の殺人"は割と本格的で難しかった。 "あれふれた眠り"はすれ違う兄妹の心情が分かりやすく読みやすかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。 ・水槽城の図面をみて一番初めに気になった「上の階から下の階へ向けて窄まる形状」が、まさにトリックに利用されていて、納得度が高かった。 ・斜線堂有紀氏の話は、推理しながらというよりは手を引かれるがままするする読み進めた。 千百合、俺はいつまでもお前を待っているからな。 しかし、そのあまりのストレートさにふと疑問が湧く。この本、『あなたへの挑戦状』ではなかったのか? 自分は初め、あなた=読者 であろうと勝手に思い込んで本書を手に取った。もちろん、ミステリ読者の端くれとして、自分の先入観には人一倍気を遣っている。これってミスディレクションなんだろうか?あなた=読者とは限らないのではないか?一応考えてみるも、確信には至らずひとまず読み始めた。そして、阿津川氏の章を読み、なんだ「あなた」はやはり読者だったか、と油断した。 斜線堂氏の章まで来て、読み始める前の疑問を、改めて思い出す。まあふつうにミステリとして推理の余地はあったが、これって読者への挑戦状とあえて銘打つようなものだろうか? 謎が残ったままに読み切ったところで、挑戦状が開示され「あなた」とは我々ではなかった、と判明する。 いやなに、勝手に自分へ向けた作品だと思い込んだこちらが悪いのだが、これは、うれしい驚きというよりは、寂しさが勝ってしまった。 ああ、そうだよね、もう、それならはじめから期待させるようなこと言わないでよね、うん、まあ、わかってたけどね。などと無意味に強がってみせる。 あとがきで、『読者への挑戦状』が話題にのぼっていたので、制作側も意図的だったんでしょう。 ・あとがきの共同日記に登場した、はやみねかおる先生と松原秀樹先生の共著『いつも心に好奇心(ミステリー)!』は自分も思い入れのある作品だったので、なんだか懐かしく嬉しかった。
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