商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2022/09/26 |
| JAN | 9784163915982 |
- 書籍
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クロコダイル・ティアーズ
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クロコダイル・ティアーズ
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商品レビュー
3.5
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【Audible】 ナレーション◎登場人物の声色の使い分けが秀逸。引き込まれた。 義父母、元交際相手、親戚、商店街の人々。。第三者目線で散々好き勝手に語られる想代子像。人が主観でしか物事を語れない可笑しさというか、想代子はずっと軸をブラさずマイペースなだけなのに、周りが勝手に振...
【Audible】 ナレーション◎登場人物の声色の使い分けが秀逸。引き込まれた。 義父母、元交際相手、親戚、商店街の人々。。第三者目線で散々好き勝手に語られる想代子像。人が主観でしか物事を語れない可笑しさというか、想代子はずっと軸をブラさずマイペースなだけなのに、周りが勝手に振り回されて疑心暗鬼になってる、ねっとりした不気味さが面白かった。 ラストやっと想代子視点でてきた!と思ったら、なに全然腹黒くないじゃん!さっぱりしたただの美人?!って肩透かし、いや、でも実際は人の胸の内なんて分からんか。と色々妄想できちゃうラスト。 貞おじーちゃんが愛情深く渋くてカッコ良かった。
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英語でいう『ワニの涙』。嘘泣き。 ワニは獲物を捕食するときに涙を流すという。夫が殺された妻の目から涙がこぼれないことを、不審に思う人間はいる。 元交際相手に自分の夫を殺された想代子がもつ得体のしれなさ。 罪を認め、懲役十七年という判決を言い渡されたあと、元交際相手がした不規則発...
英語でいう『ワニの涙』。嘘泣き。 ワニは獲物を捕食するときに涙を流すという。夫が殺された妻の目から涙がこぼれないことを、不審に思う人間はいる。 元交際相手に自分の夫を殺された想代子がもつ得体のしれなさ。 罪を認め、懲役十七年という判決を言い渡されたあと、元交際相手がした不規則発言。 想代子は自分の夫を殺害した黒幕なのではないか。 孫だと思っていた男児が、息子を殺した犯人との子供なのではないか。 周囲をうまく丸め込み、自分の利益になるよう仕向けているのではないか。 様々な疑念に囚われながら、クロであると確信させてほしいというまでの気持ちに変わっていく姑の暁美。 息子の死の悲しみだけでなく、それに関わっているであろう人物と一つ屋根の下で共に暮らすことの苦しみは計り知れない。 真実がわかった時の驚きより、今まで気にしていなかったことがひとつに繋がり始めた時の不気味さ、そしてゆっくりと闇に沈んでいくような恐怖が際立つ。 起きるわだかまりや人間関係の変化、変わっていく人との距離感をすべて無視して、何度も関係をリセットしていく想代子の実態は最後まで掴めない。 じっとりと根を張っていく不信感と、この先どうなってしまうのだろうという不透明感。 家族の中で渦巻く、疑心暗鬼の闇を描いたサスペンス。
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