うさぎの町の殺人

周木律(著者)

• 販売会社／発売会社: 実業之日本社
• 発売年月日: 2022/09/20
• JAN: 9784408538150

商品レビュー

2024/10/12

野生のうさぎがたくさん棲む町とか、なんて素敵なのっ！…と思ったら、いくら小説とはいえ人がばたばたと死にすぎですって(^^;)　次々起こる事件とそれを追う人物も入れ替わりながら展開していくのは面白かったけど、いくら任務のためとは言えねぇ…そこまでしますか？と…ちょっと『VIVAN』を思い出しました。ていうか、誤植がところどころにあったのが残念。

2024/10/02

周囲を山に囲まれた場所を開発して作られた三浦半島二子山ピープルタウン(通称うさぎが丘)が舞台。
娘・葵の大学進学を機に引っ越してきた黒田父娘。初めは暮らしやすい町だと思っていたが、町のあちこちにいるうさぎが殺されたり、大学生が続けて自殺したり、国道の上と下(上は新しく開発され、下は古くからの住民が暮らす)で妙な対立があったりと、物騒な事件が次々に起こり、父娘も巻き込まれていく。
初めから、何となく怪しいと思っていた人物が思ったとおりだったりしたが、最後の最後でまったく思ってもみなかった真相が明かされ、消化しきれないまま物語は終わってしまった。これは――。
敵が大きすぎるし、実際にないとは言えないので、恐ろしすぎる。

2024/09/23

うさぎが丘に越してきた黒田が娘の失踪事件を調べる話。町の差別意識、連続自殺と問題が浮かび上がり、どれがどう誰がどう繋がるのか気になる。そして正直怪しんでた奴が犯人でやはりという気持ちになった、が、動機もラストも予想外であぁそこが繋がるのか！と膝を打った