山手線の名建築さんぽ

和田菜穂子(著者)

• 販売会社／発売会社: エクスナレッジ
• 発売年月日: 2022/09/14
• JAN: 9784767830308

商品レビュー

2025/06/12

山手線沿線で見れる建築を紹介している本。東京の建築物巡りの本は他にもあるが、東京○○巡りにありがちなのは、２３区の西～市部中心になること。そうすると範囲が広くなるし、正直似たような街の風景になりがち。その点、山手線であれば下町からハイカラまで巡りやすいという魂胆でこの本を選んだものである。

勿論オールカラーで写真あり。中が非公開の建物も取り上げているので注意が必要。設計者や竣工日の記載もある。私は山手線の全部の駅に降りて周辺を歩くという目標を立てているので、この本を見て行きたいと思う建物のページに付箋をつけ、いつか行くぞと眺めている時間が楽しい。

2024/08/01

☆06-05-25脳をフリーズさせない８つの方法読んで山手線walkを計画・梅雨、猛暑で実施できていない！
☆R06-08-04Sun今の時期暑いだけ・汗だくで見てもよさ分からず・古い建物の凝った装飾が注目ポイント
本書中キリスト教会が多く紹介・有名建築家の設計→後世の建築家は良い所を取り入れているハズ・古い＝良いではないことは自明

JY 01東京駅　ステーションギャラリー
☆大丸＝大手町、丸の内？⇒☆公式HP “大”一と人を合わせたもの・“丸”は宇宙天下を示すことから天下第一の商人であれという業祖下村彦右衛門正啓の志と決意/大丸マークは1913年（大正2年）に縁起のよい七五三の髭文字を商標登録
JPタワー→４階旧郵便局長室から見る東京駅美しい　８角形吹き出し口＝柱があった場所として継承
三菱１号館美術館　Cafe1894・気品あるカフェ・吹き抜けの空間
JY02神田駅（アース製薬本社前）
JY03秋葉原駅
JY04御徒町駅
JY05上野駅　中央改札口、猪熊弦一郎壁画　atreはレトロ館・装飾
JY06鶯谷駅　レボン快哉湯・銭湯をリニューアル
JY07日暮里駅　谷中の街全体を宿泊施設とみなしたhanareプロジェクト☆夏場に銭湯まで歩くのキツイ・帰り道に汗だく・最低価格帯16,000円
JY08西日暮里駅
JY09田端駅
JY10駒込駅
JY11巣鴨駅　東洋文庫ミュージアム・壁一面の本
亀の子束子本店・新旧のアイディア商品
JY12大塚駅
JY13池袋駅
フランク・ロイド・ライト設計の講堂→長く伸びた庇、幾何学模様の窓枠（影のシルエットが特徴的になる場合もあり）→設計者に価値があるだけ・現物見て面白いかどうかは別問題
鈴木慎太郎記念館→壁一面の書庫☆バンカーズスタンドのオレンジの灯り→写真で見るとカッコいいが多分写真のアングルの範囲のみ
東京芸術劇場→自然光が踏んだんに入るアトリウム空間☆言われなければ注目しない・国立新美術館も多分凝った造りだったが印象なし
池袋駅東口徒歩15分ルボア平喜・異色の建築家梵寿鋼
早大近くにあるドラード和世陀（バースデーケーキのような外観・巨大な掌が天井からぶら下がる）
JY14目白駅
JY15高田馬場駅
JY16新大久保駅
JY17新宿駅　紀伊国屋書店☆庇、建物を気にしたこと皆無、古いトイレだな～が印象
新宿御苑内の台湾郭☆おしゃれイズムで山本耕史の新宿散歩で一瞬映っていた
JY18代々木駅　北谷きたや稲荷神社→ビルと一体化・現代的な神社☆神社＝木製、荘厳は単なるイメージ・参拝者が気持ち良ければ〇のハズ
JY19原宿駅
JY20渋谷駅　区立松壽美術館・噴水のある中庭上にブリッジ、エントランス上部にオニキス（☆石灰岩の一種で断面に波状の縞模様・大理石のような鉱物）、階段室も見どころの１つ
JY21恵比寿駅　旧朝倉家住宅☆北大路魯山人の鎌倉の旧宅を移築（笠間市の春風萬里荘）見てもふ～ん・自分の好みは圧倒感！
JY22目黒駅
JY23五反田駅　東京都庭園美術館・大広間にウォールナット（☆高級木材の代表格）の壁面に半円アーチの開口部、正面の鏡が空間を広く演出
JY24大崎駅
JY25品川駅　品川プリンスホテル・メインバーあさま　
JY26高輪ゲートウェイ駅→女子トイレは手洗いが中央・香り装置　２階スタバテラスから駅全体
高輪消防署二本榎出張所☆内部の展示スペース→窓からの眺めも×のハズ、改築されて見どころ少ないハズ
JY27田町駅　慶大の建物
JY28浜松町駅　天童木工ショールーム・階段手摺　銀座ライオンビル→１階ホールのモザイク壁画
JY29新橋駅　ニュー新橋ビル→格子状のファサード☆階段、タイル→言われなければ単なる古びたビル
JY30有楽町駅　日生劇場・床のモザイク画・内部のらせん階段・天井のアコヤ貝（☆真珠・なぜ貝は不明・海底をイメージしたのか？）
帝国劇場→無機質な外観に対比する煌びやかなロビー

2024/05/24

興味があったので。

全てカラーページで素晴らしい。
山手線周辺の建築が紹介されているが、
オフィスビル、住宅、お屋敷、お寺、教会、美術館と多岐にわたっている。
時代的にも新旧くまなく紹介されていて、
かなり広範囲を網羅している。

あとがきに書かれていたように、東京では素敵な建物が次々と建て替えられている。
全く元の姿を残していないこともあり、とても残念だ。
掲載されていた日本橋野村ビルディングも気が付いた時には、
改修工事に入っていた。
一応外観は残されるらしいので、まだ良かったと言うべきか。
2026年に完成するらしいので、見に行ってみたい。