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親衛隊士の日 河出文庫
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親衛隊士の日 河出文庫

ウラジーミル・ソローキン(著者), 松下隆志(訳者)

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親衛隊士の日 河出文庫

1,408

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/09/06
JAN 9784309467610

親衛隊士の日

¥1,408

商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2024/10/02

ロシア文学はとにかく勢いがぶっ飛んでて素晴らしい。残酷描写もスパッスパッと手際よく進んでいくのでそこまで不快感を感じさせない。最後の儀式のシーンも含め「(ロシアなら)ありそ~~~~」のオンパレード。ソローキン、生き延びてくれ

Posted by ブクログ

2024/08/18

相変わらずソローキンは暴力的だ. 今回の暴力は,皇帝が君臨する近未来で,「堕落した」人々を取り締まる親衛隊.いわゆるディストピア小説に分離されるが,主人公はディストピアの源泉たる親衛隊士側である.ストーリーはあってなきが如し,支離滅裂で,いつものソローキン. しかし,こんなの書い...

相変わらずソローキンは暴力的だ. 今回の暴力は,皇帝が君臨する近未来で,「堕落した」人々を取り締まる親衛隊.いわゆるディストピア小説に分離されるが,主人公はディストピアの源泉たる親衛隊士側である.ストーリーはあってなきが如し,支離滅裂で,いつものソローキン. しかし,こんなの書いてよくロシアで無事で過ごせてるなあ,と思っていたら,あとがきによると,親プーチン派の青年団体が,青い脂のページを破って火に焚べる,というパフォーマンスがあったそうだ.宜なるかな.

Posted by ブクログ

2024/05/05

ソローキン入門として手に取ったが、「この人の作品は他言語に翻訳しようがないのでは」と他作品へのチャレンジを躊躇する結果になってしまった。 本作は一言でいえば「帝政が復活した2028年ロシアにおいて、ツァーリ直属の親衛隊が矛盾に満ちた"粛清"を行う様子を描いたデ...

ソローキン入門として手に取ったが、「この人の作品は他言語に翻訳しようがないのでは」と他作品へのチャレンジを躊躇する結果になってしまった。 本作は一言でいえば「帝政が復活した2028年ロシアにおいて、ツァーリ直属の親衛隊が矛盾に満ちた"粛清"を行う様子を描いたディストピア小説」となろうが、この手の風刺系ディストピア小説は風刺以外にどのような視点を提供するかが肝要(単なる「帝政こわい」であれば小説のフォーマットで長々と読む価値がない)なところ、本作の場合はそれが(おそらく)ロシア語の言葉遊びを躊躇なく極端化した暴力性・異常性のあるモチーフの連続なんだろうが、その言葉遊びが理解できない人間にとってはただひたすらトリッピーなディストピア小説になっている(例として、終盤の一幕は蒸し風呂の蒸気を「浴びる」ことと処刑台で鞭を「浴びる」ことを対比させている、らしい……あとがきより)。 飴村行的なグロテスクなモチーフの面白さはあれど、読んでいてどうも片手落ちの感が強く、正直ついていけないと思う部分が多かった。面白い部分も多いだけに歯がゆい。

Posted by ブクログ

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