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山添聖子(著者), 山添葵(著者), 山添聡介(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2022/09/02
JAN 9784093888783

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商品レビュー

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2024/05/03

母子三人の歌集ですね。  母・山添聖子さん(1979年、奈良県生まれ)歌人。  娘・山添 葵さん(2010年、奈良県生まれ)歌人。 息子・山添聡介さん(2013年、奈良県生まれ)歌人。  お母さんの聖子さんが、「葵がにさいのの誕生日にたんぽぽの綿毛を吹いたとき、私の短歌が始まりま...

母子三人の歌集ですね。  母・山添聖子さん(1979年、奈良県生まれ)歌人。  娘・山添 葵さん(2010年、奈良県生まれ)歌人。 息子・山添聡介さん(2013年、奈良県生まれ)歌人。  お母さんの聖子さんが、「葵がにさいのの誕生日にたんぽぽの綿毛を吹いたとき、私の短歌が始まりました。それからの十年が今回歌集という形で本になりました。」と、あとがきに語られています。  朝日新聞の朝日歌壇と朝日大和歌壇に投稿された短歌がこの歌集ですが、ほとんどが2012年6月18日~2022年7月31日に掲載されたものです。    葵の短歌  ゆっくりとバニラアイスをすくたら     しろいことりのはねになったよ  (六歳)  せもたれがたおれたらよるになりました    プラネタリウムでうちゅうにうかぶ(八歳)  新しい国語ノートに「春のうた」    草野心平さんの詩を写す     (十歳)  流れ星の気分になってこいでゆく    新しい自転車は夜空色      (十一歳)  三階の六年生の教室のまどは    空しか見えない四月       (十二歳)     聡介の短歌  サンタさんクリスマスイブプレゼント    イルミネーショントナカイのすず (六歳)  こんいろのランドセルとおねえちゃんと    しょうがっこうへはやくいきたい (七歳)  カルピスをスプーンでまぜたら風りんの    音がなったよとうめいの音    (八歳)  むらさきのクリスマスローズのしずく    むらさき色に光っているよ    (九歳)       聖子の短歌  タンポポの綿毛で練習したおかげ    二歳のろうそくふぅーっと一息  (2012年)  私とは別の意志持ち動くひと    私の中に二つの心臓       (2013年)  ぜんざいに大きく小さく浮かんでる    白玉も四人家族なるらし     (2014年)  火鉢にて餅焼く吾子は待つことを    覚えて五回目の春が来る     (2015年)  草を食む鹿の首すじしなやかに    秋の陽射しは滑り落ちけり    (2016年)  渦潮に揉まれし海月は永遠に    戻ってこないま白き帽子     (2017年)  つぼみには今年の春が入ってる    ハクモクレンの手のひらの中   (2018年)  角砂糖のほどける速さで馴染みゆく    同窓会の友と語れば       (2019年)  ふるさとの金木犀へと続いてる    金木犀の香るこの道       (2020年)  「春はモカ」枕草子のように言う    コーヒー好きの友に会いたい   (2021年)  たんぽぽの綿毛で練習しなくても     ろうそくは消ゆ子は十二歳    (2022年)  とても楽しい歌集でした。  ちょっと疲れた(打ち込みに)!  でも、ほんわかと家族の温かみがあふれていて、これからが楽しみですね。

Posted by ブクログ

2023/10/17

朝日歌壇でいつも短歌が掲載されているこの親子の歌集があると知り、手に取った。お母さまの優しさ、母になった喜びに溢れている。私ももっと早く短歌に出会いたかった。こんな風に子どもが小さい頃のエピソードを形にできたら、どんなにいいだろう。今ではもう息子は大学生。でも先日、大学生の息子の...

朝日歌壇でいつも短歌が掲載されているこの親子の歌集があると知り、手に取った。お母さまの優しさ、母になった喜びに溢れている。私ももっと早く短歌に出会いたかった。こんな風に子どもが小さい頃のエピソードを形にできたら、どんなにいいだろう。今ではもう息子は大学生。でも先日、大学生の息子の短歌が朝日歌壇に掲載された。息子は文学部で知らぬ間に投稿していたようだ。人生にはこんなサプライズもあるんだな。今からでも遅くないか。私も短歌を詠んでいきたいと思う。朝日歌壇には載らなくても。自分の心の動きを日記のように残してみたい。素敵な歌集だった。小学校の学校図書館にも置きたい。

Posted by ブクログ

2023/08/21

姉弟の様子が可愛すぎて終始ニコニコしながら拝読しました。とても楽しく読みました。 素朴な言葉で綴られてはいますが二人の短歌ノートがあり、自分の気持ちにしっくりくる言葉を選びながら作り上げている様子が伺えて只者ではない感があります。 これは本をよく読んでいる子の言葉だ、と思いました...

姉弟の様子が可愛すぎて終始ニコニコしながら拝読しました。とても楽しく読みました。 素朴な言葉で綴られてはいますが二人の短歌ノートがあり、自分の気持ちにしっくりくる言葉を選びながら作り上げている様子が伺えて只者ではない感があります。 これは本をよく読んでいる子の言葉だ、と思いました。 (実際そのようです) またお母様の聖子さんの作品からは子を思う気持ちが溢れていて愛情を感じます。子どものポテンシャルを引き出すのが上手です。 私ごとでは正直ちょっといたたまれなくなった部分もありますが(子なしなもので)。 普段の感想より丁寧な言葉遣いで書いてしまうのはこの本を大事に思っているせいです。

Posted by ブクログ

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