商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/09/01 |
JAN | 9784167919320 |
- 書籍
- 文庫
雲を紡ぐ
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雲を紡ぐ
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商品レビュー
4.4
97件のお客様レビュー
高校生直木賞という賞があることを初めて知った。 糸だけでなく、風景、水、土などの色彩が頭に浮かんできた。 忙しなく日々過ごしている自分にもせがなくて良いと言われた気がして癒された。 読むのは一気読みで急いでしまった。 高校生は主役に肩入れしたろうけど、自分は両親に共感した。会...
高校生直木賞という賞があることを初めて知った。 糸だけでなく、風景、水、土などの色彩が頭に浮かんできた。 忙しなく日々過ごしている自分にもせがなくて良いと言われた気がして癒された。 読むのは一気読みで急いでしまった。 高校生は主役に肩入れしたろうけど、自分は両親に共感した。会話は大事だと再認識。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
盛岡の景色がほんとに綺麗な言葉で繊細に再現されていて想像するとワクワクが止まらなかったです。 行ったことはないけど、川のせせらぎや橋から見た岩手山の壮大さ、桜並木や、たくさんのお店、そして山の麓にある工房、ショールーム。全てがキラキラしていて本当に素敵でした。 そして親子の在り方や、それぞれの人生の生き方。 祖父の言葉はどの言葉も強く、綺麗な、真っ直ぐとした、そしてたまに後悔もある言葉でした。 美緒の母は、母とは何か、娘のためにこうすべきである、と言う形から、子供の頃の自分はどうだったのか、本当の娘の気持ちは何かどうしてあげるべきなのか全てが手探りな状態でしたが、美緒が織った端が凸凹したショールを触りながら美緒にかけた言葉は1番お母さんとして言った言葉だった。 美緒の父は、故郷を離れたが美緒のお陰でまた父と向き合おうとした。行動をしたのが遅かったかもしれないけど....。それでも終盤で父といたいと言う気持ちを言葉にしていた。そして納屋で見つけた溢れるほどの電化製品。全部が同じロゴで自分が関わった物。子供のもは捨てられないという父の言葉。その後に、ごめん、と一言嘆く。これが親子なんだと思った。 もちろん、太一と美緒の最後がもどかしい気持ちがあります!!!!!!!!!!!! 最初はバラバラだった家族がみんな手探り状態で答えを見つけようとして衝突するを繰り返して、家族という形を造っていく姿に涙が止まりませんでした。 私はこの本が大好きです。
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いじめが原因で学校に行けなくなった高校2年生・美緒の唯一の心のよりどころは、祖父母がくれた赤いホームスパンのショール。 ところが、このショールをめぐって母と口論になり、美緒は岩手県盛岡市の祖父の元へ行ってしまう。 美緒は、祖父とともに働くことで、職人たちの思いの尊さを知る。 一方...
いじめが原因で学校に行けなくなった高校2年生・美緒の唯一の心のよりどころは、祖父母がくれた赤いホームスパンのショール。 ところが、このショールをめぐって母と口論になり、美緒は岩手県盛岡市の祖父の元へ行ってしまう。 美緒は、祖父とともに働くことで、職人たちの思いの尊さを知る。 一方、美緒が不在となった東京では、父と母の間にも離婚話が持ち上がり……。 久々の伊吹さん。やっぱり良かった!
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