商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/09/14 |
JAN | 9784065286388 |
- 書籍
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invert[インヴァート](Ⅱ)
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invert[インヴァート](Ⅱ)
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商品レビュー
3.9
313件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ギャップ萌え、というやつがある。 ツンだけどデレる、とか、いい人と見せかけて実は…とか。その落差にキュンとなる、人がいるのだそうだ。 実は私はこの"ギャップ"が少し苦手だ。 愛想のない人は愛想のないままでよく、親切っぽい人は親切なほうがわかりやすくて好ましい。 ****** 本作は「城塚翡翠」シリーズ3作目。倒叙ものとしては前作の「Invert」に続き2作目となる。 1作目には「えええそう来るかいいのかそれΣ(゚Д゚ )」となったシリーズだが、それ以降は正統派?な倒叙ものとして展開されている(同じ手はさすがに使えないものねぇ)。 二作品が収録されているが、メインは二つ目の中長編と考えてよいだろう。 なんと翡翠が殺人犯のアリバイ証人になってしまうという驚きの展開。初めに彼女が感じた違和感はゆえなきことではなかった、というのも後でわかる二重の伏線となっている。細かいなあ。 あと、そうそう都合よく殺人犯のいるところに居合わせるってコナン君じゃあるまいし、と突っ込みたくなるがこれも最後に種明かしされている。そういうことか。 物語の中では、翡翠が警察に協力している…というより警察が翡翠に協力を依頼しているのは何故なのか?という実はシリーズ最大の疑問に関するキーパーソン的な人物も出てきたりするのでこれからどんな展開になるのか気になる。 ただまあ、翡翠のキャラというのがどうにも私と個人的に相性がいいとはいえなくて困る。半分は演技なのだろうが、苦手なのだ。 犯罪や殺人が許せない、気持ちが揺らいでも正義を貫くことを犠牲にはできない、まっすぐな人格と信念の人、という設定と、あのえげつなく犯人を追い詰めていく執拗さがしっくり来なさすぎて。 真ちゃんはいいキャラだと思うけど、どうして翡翠と一緒にいるのかはよくわからない。今後明らかになっていくのかなあ。 ****** ツンデレキャラにはあまり萌えない私。 徹頭徹尾変人、みたいなのが好きなのは無いものねだりなのかそれとも同類を求める欲求なのか。 ギャップは深みかもしれないけど、甘いお菓子だと思って食べたらハバネロ入りでした!みたいな罰ゲームみたいなの、やっぱりいやだなあ。
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城塚翡翠シリーズ第三弾。前作は翡翠のキャラにうっ…となってしまったのだが、今作の一本目はそれがうまい具合に作用して、面白い。犯人が稚拙すぎて応援したくなる、ラストも好み。二本目の方が重厚感があってシリアスな感じ。
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読みやすい短編1+長編1ミステリ。 インバート1よりロジックに力が入ってる気がした。翡翠さんの過去にも少し踏み込んでたので、次回作に期待です。 探偵役のキャラがきついけど逆に良くなってきた笑
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