商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2022/08/23 |
JAN | 9784122072503 |
- 書籍
- 文庫
あなたの本 新装版
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商品レビュー
3.3
13件のお客様レビュー
12のお話が入った短編集です。 表題作の「あなたの本」のあらすじを見て、読み始めました。ラストがどうなるのか!ぜひ読んでみてください。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どの話も大分捻りがあって面白い。 「帰省」は、比較的王道?と思ったけど、読み返すと主人公の何も考えていない感じと、今起こっている事件がなんだかチグハグなような噛み合っているような、不思議な感じ。 「贖罪の地」も面白い。なんの話かふわっとしたまま読むと、最後になるほど、と。男の表現がユニーク。 「天使のレシート」も、途中までは甘酸っぱい初恋物語なのに、天使の一大決心が原因で、兄が妹のケガのトリガーかと思うと、最後はいたたまれない。 「あなたの本」は、今まで本に振り回さられ、クスリと笑える話だったのが最後の1文でズドンと落とされた。 「見守ることしかできなくて」は途中の違和感が、最後につながって、あ、そういうことか、と。 「最後の街」は、主人公の気持ちが、この世の果てに吸い込まれていく変化が面白い。その結果もよくできている。 「交番勤務の宇宙人」はとてもユーモラス。この短い中によくこんなエピソードを盛り込めたなあと。 でも、実は後半の短編の方が短くて密度が濃い。特に「買わなかったおとこ」「待っていた女」と「あの日、そして今日」はハッとさせられるというよりも、行間を考えさせられて面白い。
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短編集でしたが、まぁ色んなジャンル書けちゃうんですね!最後の特別収録もあの短さで、おー!と思わせる、凄い
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