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撤退戦 戦史に学ぶ決断の時機と方策
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撤退戦 戦史に学ぶ決断の時機と方策

齋藤達志(著者)

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撤退戦 戦史に学ぶ決断の時機と方策

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2022/08/09
JAN 9784120055584

商品レビュー

3

5件のお客様レビュー

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2023/05/29

新聞の書評で紹介。 第一次世界大戦から朝鮮戦争までの撤退戦に関する考察。 事実が記載されているが、各戦記ごとに著者の考察があればさらに面白くなると思う。

Posted by ブクログ

2023/03/31

ガリポリ、ダンケルク、38度線、スターリングラード、ガダルカナル、インパール、キスカ、沖縄戦、ノモンハン事件のフイ高地の9件の撤退戦の事例を淡々と解説する。成功や失敗の要因についつの著者の考察といったものはほぼないが、史実について学ぶところがあった。特に撤退を言い出すことや決断す...

ガリポリ、ダンケルク、38度線、スターリングラード、ガダルカナル、インパール、キスカ、沖縄戦、ノモンハン事件のフイ高地の9件の撤退戦の事例を淡々と解説する。成功や失敗の要因についつの著者の考察といったものはほぼないが、史実について学ぶところがあった。特に撤退を言い出すことや決断することの勇気や、その判断のため必要な幅広い能力について認識した。

Posted by ブクログ

2022/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現代史の中での撤退戦の史実を上げて、指導者と現地指揮官の決断の観点から論じている。日本軍の太平洋戦争の撤退への決断の遅さも酷いが、著者の褒める英米も優れていたとは言い難いと思う。スターリングラードは撤退できなかった例だが、観点が異なるのではないか。 いずれにしても、撤退の決断の苦しさは、自らの失敗を認めることでもあり、どこで見切りをつけるのかの問題であり、かつ現代では官僚機構の責任問題でもある。 戦国時代や欧州の絶対王政時代なら決断し、その成否を引き受け責任を取る人が同じだったのでここまで面倒ではなかっただろう。 官僚としての軍人が、命令の遵守とは別にその命令の内容を考え場合によって自らの責任で拒否することの苦しさは想像を超える。 著者は更に沖縄戦を例に作戦目的を超えて後世への影響も考えよというが、それを軍事指揮官に求めるのは酷だと感じた。

Posted by ブクログ

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