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ソビエト帝国の崩壊 瀕死のクマが世界であがく 光文社未来ライブラリー
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ソビエト帝国の崩壊 瀕死のクマが世界であがく 光文社未来ライブラリー

小室直樹(著者)

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ソビエト帝国の崩壊 瀕死のクマが世界であがく 光文社未来ライブラリー

836

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2022/08/09
JAN 9784334770594

ソビエト帝国の崩壊

¥836

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2024/09/18

1980年に刊行された新書の復刻版ですが、本書の予言どおりソ連は1991年に崩壊。 当時ソ連はまだまだ超大国でしたが、その頃にソ連崩壊を予言したのは、アプローチは違えど恐らく小室直樹氏とエマニュエル・トッド氏ぐらいのもんでしょう。 階級がないはずの共産主義国なのに特権階級が君臨す...

1980年に刊行された新書の復刻版ですが、本書の予言どおりソ連は1991年に崩壊。 当時ソ連はまだまだ超大国でしたが、その頃にソ連崩壊を予言したのは、アプローチは違えど恐らく小室直樹氏とエマニュエル・トッド氏ぐらいのもんでしょう。 階級がないはずの共産主義国なのに特権階級が君臨するという階級論の矛盾、マルクス主義とユダヤ教の共通点、スターリン批判による社会の混乱など、社会科学による切れ味鋭い分析には感嘆しきりで、ますます社会科学への興味が深まりました。

Posted by ブクログ

2023/12/03

 ソ連崩壊をいち早く見抜いた著者が、社会学的知見に基づき、ソ連の政治、経済や宗教的特徴を分析した予言書。日本を含む資本主義と、ソ連のような社会主義国家の特徴を、マルクス『資本論』をベースに分析する。前者、すなわち資本主義の場合、消費者の主権が強く、利潤追求のために、組織が合理化さ...

 ソ連崩壊をいち早く見抜いた著者が、社会学的知見に基づき、ソ連の政治、経済や宗教的特徴を分析した予言書。日本を含む資本主義と、ソ連のような社会主義国家の特徴を、マルクス『資本論』をベースに分析する。前者、すなわち資本主義の場合、消費者の主権が強く、利潤追求のために、組織が合理化されていることを挙げる。それに対してソ連の社会では、非公認の特権階級が存在してることや、貨幣を所有したとしても、必ずしも商品を購入できるとは限らない。社会主義社会では、貨幣が根本的な富とはならず、生産手段が私有化されないなど、資本主義社会における論理が通用しない。  また、本書では西欧とソ連の権力構造の違いについても解析する。、ローマ・カトリック世界、すなわち、俗なる秩序と聖なる秩序を有しており、それが近代デモクラシーに繋がったと、著者はいう。一方、ギリシャ・カトリックは、俗なる世界の支配者は、同時に聖なる支配者でもあるという。そこから、ソ連型のマルクス主義は、西欧型と異なり、宗教的な理由があると見抜く。  最後に、日本の国防のあり方についても言及しており、中立が成立するには、周辺国の理解と尊重が欠かせないと警告する。

Posted by ブクログ

2023/03/02

2023年に読むとなるほどそうですよねと言うところですがこれが1980年の本となると、なんとまあ先見の明があるもんだとなります。なんにせよ、難しい話をわかりやすく書けることは素晴らしいです。

Posted by ブクログ

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